11月中旬になると、北信地方では野沢菜漬けがそこかしこで行われ、一種風物詩になっています。 特に野沢温泉の共同炊事場で温泉を使って野沢菜を洗う様子などはテレビ放送の恰好な材料になっています。
我が家でも11月23日の勤労感謝の日の前後に、寒さを押して野沢菜を漬けていましたが、我々の食が細くなったこともあって、大量に漬けることはなくなりました。
野沢菜が不作の年はあちこちの直売所を回っても手に入らなかったことがありましたが、今年は12月に入っても直売所の店頭には並ぶほど豊作であったようです。
そこで我が家でも、簡易的な醤油漬けをして、毎食時テーブルに並ぶようになりましたが、今年の野沢菜漬けは特に糊があって、しかもサクサクとした歯ごたえもあり大変美味しいです。
信濃町でも野沢菜を漬ける家は多いようですが、スーパーなどで売っている漬け元を利用される方が多いようです。 漬け元ですと化学的な添加物などが入ってしまうことになります。
野沢菜の本漬けは塩漬けから始まりますが、我が家では、洗って刻んだ野沢菜に醤油、砂糖、酢を注ぎ重しをのせ、毎日かき混ぜるなどする簡易漬けで食しています。
塩漬けしていると、塩加減の塩梅が難しいようです。
2月や3月頃になって、古漬けとなった野沢菜漬けを以前頂いたことがあり、これを刻んで乾煎りすると、なかなか美味しいフリカケになるのですが、大所帯の寮でないと、大量に漬けることはなく、そんな古漬けをいただくこともありません。
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