アメリカのギターリストであるパットメセニーの演奏を盲目の人が聞くと、虹のようなカラフルな色の世界を感じることができると、以前テレビ番組で見たことがある。
メセニーは、自分も好きなプレヤーの一人であるが、彼の音楽がどんな感じなのか紙面で具体的に表現するのは難しく、ワールドミュージック的だとか、またエスニック的な雰囲気も持っているとも言えるかもしれない。 レコード店では、フージョン(fusion)というジャンルの中にあるので、多種多様な世界を溶かして新しい別の世界を作っている音楽と定義しているのかもしれない。
Secret Story 、We Live Here 、Letter from Home といった比較的ポピュラーなアルバムもいいが、天国への階段という意味らしいPassaggio Paradiso 、今生きている世界が仮想で死という現実の世界に向かっているんだという意味なのかImaginary Day というこの二つのアルバムは非常に哲学的な雰囲気で聞いていて何とも心持がいいのである。
そして何か自然と心をゆさぶる躍動感が醸し出されるのがいい。 松居慶子のdeep blueのようなスムースな心地良いジャズもいいが、続けて聞いているとどうも飽きてしまう。 心の底からじわじわと湧いて自然と心を豊かにしてくれるような音楽、そんな曲をこれからも見つけて行きたいと思う。
(旧徒然日記から転記)
0 件のコメント:
コメントを投稿