信濃町の成人式は、8月15日に行われているが、全国的には1月12日前後に成人式が各市町村で執り行われている。
この成人式を報道するテレビ画像を見ると、何気に七五三を思い出してしまう。 子供が千歳飴を持ってはしゃいでいる姿と全く同じ光景なのである。 そこには、これから日本を支えて行くという気構えなど微塵にも感じられない。 逆に、社会保障制度の形骸化など希望のない国政に対し、これから苦難の生活が始まるから今日だけは許してほしいと、一世一代のハメ外しの大酒飲みや大暴れ、暴走行為をするのかもしれない。 若者がハメを外すからと、親を同伴で成人式に参加させる市町村もあるという。 それこそ七五三だ。
成人になった青年の全てがそうだとは決して思わないが、そんな成人式ならやめてしまった方がいいだろう。 軍国化には反対だが徴兵制のような制度のもと、2年程度の期間で社会に共に生きる意味を基本から教えこむような制度を作らないといけないのかもしれない。
さて、そんな子供じみた成人式や荒れた成人式、ユニークな成人式など話題が多い時節だが、川崎市の成人式についてはどうも若者の方の行動に賛同したくなった。
成人代表の、この学生は、昨年から実行委員として準備に努めてきたという。 役所の信認を受けたということは、それまでの学業や品行に優れたものがあったのであろう。
彼の行動を肯定するわけではないが、開式して50分も来賓の所謂”先生”のウンチクを聞いていたら、いい加減に嫌になるであろう。 先生の話は、”若者はこうでなければいけない”とか、”我が党はこんなに頑張っている”という胡散臭いものであろうと誰でも容易に推測できる。
そういう来賓の挨拶の中で、若者が自分達の無力さを感じたか、あるいは、”来賓のために会を企画してきたのではない”という思いにさいなまれたのであろう。 もともと川崎市長はある特定の党に拘泥し表立って他党を排除している人物らしい。 川崎市に限って言えば、役所や”せんせい”が悪い。 若者にあのような思いをさせてしまったことに猛省を促したい気持ちだ。
(旧徒然日記から転記)
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