知人宅で古賀政男生誕100年記念の特集番組を見た。 昭和の時代を生き抜き、時々の人々の思いを5000もの歌に創り上げてきたという偉業に驚くと同時に、その時代の背景と自分の人生とがオーバーラップし何か日本人としての心を感じることができた。
それは、信濃町のとある農家の片隅に座って、青々とした畑や稲穂などを見る時の郷愁にも似ているのである。
しかし、先の大戦の戦禍やピカドンの被害を拭い去り、皆が幸せで楽しい世の中になってほしいという古賀さんの願いは残念ながら果たされていないのが現実なのである。 国民一人一人の安然ではなく、組織を維持するためだけの理由で、社会保障という大事な基盤を国そのものが破壊しようとしているのである。 聴衆は、古賀メロディーの郷愁に浸るだけでなく、古賀さんが抱いておられた日本人の社会への願いを是非感じてほしいと思った。
(旧徒然日記から転記)
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