今日の日本経済新聞に、斑尾高原農場が20数番目の直営店を大阪に出すと、かなりの紙面をさいて掲載されていた。
斑尾高原農場は、信濃町の隣村である三水村にあり、サンクゼールという名を愛称にして信濃町の電柱などにも案内表示板があちこち見られる。
創設地が斑尾だから斑尾高原農場という名はいた仕方ないが、今あるのは三水村だし今年秋には牟礼村と合併して飯綱町に行政が変わってしまう。 飯綱となると飯綱高原が観光上の名称に使われており、このギャップに何か違和感を感じるようなことはないのかと、余計なことを考えてしまった。
さて、このサンクゼールだが、出来た頃には、商品群は少ないものの幾つかのワインを無料で試飲させてくれたし、別棟では三水村を一望にしてお茶が飲めたりもしたが、今は販売商品は多いものの、ワインの試飲は確か有料だし、種類も少なく説明も殆どないに等しい。 従い、以前のような感慨はなくなった。
昨年、アメリカのフィンガーレイクスというワインの生産地を旅したが、観光客がそれほど多くない地でありながら、あれもこれも注釈付きで飲まされ大変良い心地になったことがあり、結局1ダース以上も買ってしまった。
北海道の小樽ワインでも熱のこもった説明があり、無料で系統だって多種のワインを試させてくれた。
取扱商品が増えれば自分の工場で全てを生産することは無理になるのが必然。 業者からの持込商品もあるかもしれない。 そんな中で自然と、設立時の熱というか気持ちの現われが融解していくのではないかと感じている。
まぁ、三水村のリンゴや自前の畑のブドウなどの農産物を原料に製品が出来ているのであれば、地場高揚の大きな原動力にはなっているかもしれない。
それと、サンクゼールという名称だが、サンはsunもしくはsaintという意味か、クゼは創業者の名であろうに。
(旧徒然日記から転記)
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