いよいよ衆議院議員選挙がはじまりました

黒姫の里の雪はだいぶ融けて、我が家の畑もかなりベトが見えるようになりました。　今日午後から雪が降る予報ですが、まだ雪雲は届いていないようで、夕方５時黒姫山がカメラから見られました。

さて、いよいよ待ちに待った総選挙が始まりました。
米軍基地問題、東日本大震災復興事業、福島原発の事故収束と被曝問題、今後の原発政策、財政（増税）問題、TPP問題、尖閣・竹島問題、雇用問題、経済対策、そしてオスプレイ。
思いつくまま書き上げても、緊近の、そして難しい政治課題が目白押しで、どこの政党が、そしてどの政治家が、国民視点に立って、どれだけ解決に向かって奔走してくれるかが、選択のポイントになると思います。　でも、まずはこれまでの各政党、政治家の働きについての精査、総括が必要であろうと思います。

まず、民主党ですが、米軍基地や増税問題など国民に約束してきたマニフェストを自らホゴにして、アメリカ政府や官僚の言いなりになってきた様を見ると、全く国民に向いた政治をしてこなかったことがはっきりとしています。
政権は変わったけど、それまでの自民党と何ら変わらないというか、自民党が手をつけられなかったことにまで手を延ばしたという点では最悪の政党であり、政権交代を願った国民を馬鹿にしているとも言えます。　民主党に変わって良かったものは何もないのです。


ある意味では、官僚や経済界、宗主国など裏の世界に長けた人物にいいように動かされてきたのが民主党政権であり、それだけ才に長けた政治家が存在していなかったという事でしょう。

自らのマニフェストをホゴにして増税に突っ走っていたのに、今回の選挙にあたり再びマニフェストを公言する野田には呆れ返ってしまいます。　「直ちに影響のあるレベルではない」と幾度と無く発言した枝野も同様。　嘘つきは政治家の始まり　である。　野田や枝野、藤村などは真っ先に落としたい所ですが、落選を予想して彼らの多くは比例にも名を連ねているとのこと。　それから見ても政治家としてのだらしなさが垣間見えてしまいます。

そして、野党に落ちた自民党ですが、ここでも官僚に騙され、民主党の増税に賛同するなどし、国民の生活を守るという視点が存在しませんでした。　党弱体化に伴い、こちらも離党者を出すなどしてその基盤が更に弱まると同時に、自分たちがやってきた政治への反省が全くなく、ただ民主党を批判しているだけで、これまでの野党と同じスタンスなのです。
お腹が痛いと総理職を辞めた者を再び党首にするというのは、自民党にはリーダーとなるべき人材がいないということだし、民主党支持が低下している時にあって、お坊ちゃん風の甘いフェースの方が有権者受けすると判断したのかもしれません。　こちらも国民を馬鹿にしているのです。　あるいは、民主党ではどうにもならないと判断したアメリカ政府が再び安倍を指定して来たのかもしれないという、穿った見方も出来るかもしれません。

どちらにしても自分達がやって来た戦後政治の総括のない自民党も日本の政治を担うだけの力量がないんですね。

そして、自民党のコバンザメである公明党ですが、ある意味では公明党が一番悪かったでしょう。　そもそも公明党は創価学会の別働隊ですし、学会の勢力拡大という最終的な目的を担っており、それが弱体化してきた自民党を支えて、みずからの勢力を伸ばして来たのです。
公明党が真に日本という国の将来を憂慮していたのでしたら、自民党の路線修正などができたはずで、結局はそんなことより、自分達の権益伸ばしの方が大事であったのです。　学会員は行政のあらゆる所に入り込んでおり、生活保護受給に関しても学会員が色々な形で蠢いていると聞きます。　また学会タレントやスポーツ選手、企業など、色んな方面で集金システムが出来上がっており、毎日、我々が生活のために落としている金の一部が、知らず知らずのうちにベルトコンベアに乗って総本山かどこかに集まっているのです。　公明党はそういった集金システムのひとつの形でしょう。　そう考えるのが順当のように思え、それに倣おうとしているのが幸福の科学であり、かつてのオウムであったと思う。

フランスなどの国では、創価学会はカルト宗教として国内での宣教を禁止しているそうです。　「カルト宗教」という定義は色々あるようですが、基本的には経済と結びついた「ご利益型の信心と不安を強要する宗教」と言っていいでしょう。　ある意味では、産業革命以降の近代経済学を後ろ盾にした宗教の多くがカルト宗教とも言えるのではないでしょうか。

宗教というのは、そもそも個人の心の問題であり、自分の生き方というか心の持ちようではないかと思うわけで、それが組織化されて、「富が増して暮らしが良くなることを願う信心」は、本来の宗教ではないと思うのです。

東京都知事職から遁走した石原慎太郎とその息子について言えば、「真光」とか「霊友会」とか「幸福の科学」とか噂されているようです。　政治家も色々な形で似非宗教を利用しているのでしょう。

とにもかくにも宗教が政治と絡んだらロクなことがない。　従い、宗教がらみの政党政治家ははなから除外したいです。

民衆を煽りながら、自分の陣地を掠め取ろうとする橋下も慎太郎も当然問題外。

結局は、民主党、自民党、公明党、日本維新の会、みんなの党、国民新党、新党改革は基本的に投票の対象とはなりえず、日本未来の党、共産党、社民党、新党大地、新党日本から選ばざるを得ないようですが、小選挙区となると当該党で立候補している人物がいるのか、さらに選択肢は狭まってしまいます。

もうひとつ総選挙では最高裁判所判事の追認という国民審査があります。　しかし、陸山会事件や福島県知事であった佐藤栄佐久さんの事件のように、官僚、警察（公安）、検察などが関わったと思われる冤罪事件がたびたび起きており、それだけでこの国の司法は正義の府ではなく腐りきっていると言えます。　従い、その最高職にある判事についても、司法を糾して来なかった責任は重大であり、そういう点からも全員に☓をつけることにしています。

ぜひ、この国の司法が正義に法って職務を果たしているか、もう一度考えてほしいと思います。