昨日の午後、二度目の長野県北部地震は山ノ内町付近を震源としていたようでした。
黒姫山麓は岩盤で覆われ地震は起きないと以前聞いたことがあるのですが、地震国日本である以上、どこで揺れが起きても不思議ではないのです。 そんな日本の国土にある危険な原発施設をさらに運転していこうとする勢力が復活するような趨勢にあるようで、実に残念なことです。
また、今日のネットニュースの中に、「在特会会長ら逮捕」という項目を見ました。 在特会というのは、「在日特権を許さない市民の会」という名称だそうで、過去の戦火で日本での在住を余儀なくされた中国や朝鮮半島の人々の権利を剥奪しようと活動している団体だそうです。
詳しくは分かりませんが、その主張や右翼の街宣車もどきの罵声を聞いていると、実に耐えられない言葉が繰り返されています。 そこには知性も情も人間性もなく、きちがい集団とおぼしき振る舞いで、日本人としてのアイデンティティを鼓舞しようとしているのでしょうが、逆に日本人ならびに日本という国を三流どころか四流五流にも貶める動きをしている団体なのです。
ドイツにも違法なヒットラーを賛美する団体があるそうですが、排外主義、排他思考という点では一致するものであって、世界平和というより、むしろ互いに優劣を競い合い、殺しあい、かつての戦禍を呼び戻すだけの運動とも言えます。
日本の政治家や経済人が、在特会のようは排外主義者の存在を容認したり、陰で支える限り、日本という国は諸外国(特にアメリカ)から利用されるだけで、尊ばれる国とはならないでしょう。
安倍晋三は、街頭演説会で、反意を示した発言者に対し、「左翼思考の者」と演説の中で単純に断定したそうです。 その真偽のほどは分かりませんが、一国の宰相であるべき人物が、聞く耳を持たずに「左翼」と断じるのは実に浅はかというか(右翼左翼という思考も過去のものと思うが)、思考能力も政治力も兼ね備えていない人物だと自ら証した所作と言えます。 自民党の代議士の中にもそれなりに政治を勉強し、国の行く末を案じている、頭のいい人はいることでしょう。 アベノミクスどころかアベノリスクと揶揄されている人物がリーダーにあることに不安はないのでしょうか?
さて、信濃町では、放射能禍にみまわれている福島の子供たちを夏休みに呼んで、自然の中で思いっきり体を伸ばし生きる力を担ってほしいと、サマーキャンプを計画しています。 「子ども信州ネット・北信」という団体が企画するもので北信で数箇所に分かれ、その1つが黒姫高原キャンプということで10名ほどの子供たちを受け入れるべく準備をしています。
そして、我々年寄りも活動の端でお手伝いが出来ればと名乗りを上げた所です。
ところで福島の原発被災者の現状はどうなっているのか、テレビも新聞報道も見ない我々には全く状況が分かりませんが、体制に迎合したマスゴミや行政という視点で見ると、被災住民にとってプラスとなる施策はあまり見られていないことでしょう。
海外メディアが制作した「福島へようこそ」という映像がYoutubeに掲載されていることを知りました。 真実を伝えようとしない、日本の情けないマスゴミが伝えるものを見ても何ら得るものがありません。 悲しいことですが、我々日本国民は海外メディアでしか、日本人が置かれている現実を知ることができないのです。(1本が12〜15分ほどに分割されています)
その1 http://www.youtube.com/watch?v=bjv1b6Zn9DY
その2 http://www.youtube.com/watch?v=m7x3pdhn2ec
その3 http://www.youtube.com/watch?v=LPoomotk4No
その4 http://www.youtube.com/watch?v=LnD2gcRvG-c
その5 http://www.youtube.com/watch?v=OfrnkCOWwGU
もう1つの映像は、Eテレ「こころの時代」で放送された、韓国人写真家の活動を追った「私にとっての3・11 奮われた野にも春は来るのか」です。 ブログ・モノディアロゴスの記事でNHKが放送したこの映像のことを知ったのですが、NHKって、こういう良い番組を作りながら、政治報道などでは、国民に必要な情報を敢えて報道しなかったり、報道してもわい小化したり、ことさらに大げさに報道したりと、体制に迎合させるように視聴者を誘導しているのです。 受信料支払い拒否者が増えていると聞きますが、その原因を作っているのはNHK本体であるとも言えるでしょう。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=E2xLDTtROwA
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