途中、道路端には車が止まっており、山菜採取のためだとわかりましたが、その数の多さにびっくり。 「山菜取り禁止」という看板があるものの、取り締りがないので自由に山に入れるのでしょう。 その車も帰りにはほとんど消えていましたので、タケノコ取りで入山していたのかもしれません。 黒姫側からですと2000円を払って入山証を得る必要があるので、その必要のない妙高側から入っていたのかもしれません。
自然の中で、人間の「欲」や「業」を感じる一瞬でした。
笹ヶ峰牧場は何度か来ていましたが、乙見湖畔は初めてで、一郎さんが待っていてくださり、途中で一団と合流することが出来ました。
左から、薬師岳(1802m) 天狗原山(2197m) 赤尾岳(1441m) 金山(2245m) 裏金山(2122m) 老山(鎧山)(1730m) 焼山(2400m) 嘉平治岳(2035m) 影火打山(2384m) 笹ヶ峰(1545m) 火打山(2462m)(たぶん見えない) 弥八山(1927m) 黒沢岳(2212m) 三田原山(2347) 妙高山(2454m)だそうです。
まずは、夢見平遊歩道のマナー五ヶ条
・ 山神さんと動物の棲む区域に入山することを念頭に置くこと!
・とって良いものは写真とビデオだけにすること!
・置いて帰るものは足跡だけにすること!
・野生の動物に餌を決して与えないこと!
・持って帰って良いのはゴミと思い出だけにすること!
キャラブキにできるような良いフキが一杯ありましたが、採るわけにはいきませんね。
トロッコ道の跡。 木材切り出し用にレールを敷き馬に引かせたと思われる枕木のかすかな跡が残っていました。
エンレイソウの側にサンカヨウという野草。 瓜の模様に似たウリハダカエデの成り始めのぶどうの房のような花も見られました。
製材所跡地の少し手前に立派な休憩所(トイレ)がありました。
黒姫山の奥深くに住んでいた山窩の人々の流れを汲んでいたのであろう、昔の製材所の跡地を見学。 ここには100人ほどの集落があったそうです。
黒姫郷の山窩民族哀話、「鳴けない山鳥の詩」という本が出版されています。
ノルディックウォーキングということで出かけたのですが、ハイキングあるいは軽いトレッキングといった場所のように思われ、森林浴が十二分に楽しめる遊歩道であると知りました。 こんな素晴らしい所をこれまで何故知らなかったのかちょっと残念でたまりません。 黒姫にも癒しの森と称する場所や遊歩道がありますが、これほどの規模で、整備されている歩道はほかにはないように思われました。
4時間のコースを3時間弱で回り、植生する野草などを詳しく知ることができず、また杉野沢から細い登り坂を11kmも走行するのはちょっと大変な(遠い)所でしたが、夢見平はそれなりにリラックスできる場所で、次回は紅葉の時期に是非来てみたいと思いました。
ギンリュウソウ(銀竜草)。 黒姫の古池でも見ることができます。
Youtubeから動画風景を借用。
黒姫に戻る途中、お昼を過ぎていましたので、高沢に寄ったのでしたが、休日とあって大変な待ち行列で、諦めて帰って来ました。
夕方、その歩いた笹ヶ峰方面で赤く染まった夕焼けが見られていました。
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