涼しくなったタイミングを見計らってウォーキングに出かけましたが、ススキの穂は赤味を帯び、赤とんぼの飛来が確認できました。
散歩道には風で落ちたのでしょう、イガイガがついた栗の実が散らばっており、蕎麦畑では白い花を咲かせています。 そろそろ秋に入りつつあるんですね。
8月の最後の週に入り、別荘地ではそろそろ帰って行く住人が増えているとのことで、夏だけに使われる山小屋(別荘?)にちょっと勿体無い気にさせられています。
そんな中、昨日は、一茶記念館で行われた講座に出かけてきました。 演題は、「道中記に見る北国街道の旅」で、加賀藩などの藩主や家来、商人などが北国街道を行き来し、その際に記した日記を例に、野尻宿、柏原宿、古間宿の様子などを噛み砕いて話してくださるものでした。
妙高山は、昔、明光山とか妙光山と記されていたとか、「モトリ山」はたぶん現代の「髻山」ではないかと、「タコノ池」は現代の「田子池」ではないかと思われました。
柏原宿本陣の前に中村屋旅館があったと記され、その中村屋は現代まで営業をしていたそうです。 現在は廃業されたということですが、宴会に利用される広い座敷は今もあって、町内の寄り合いでは利用されているようで、先日、私もある席でうかがいました。
道中記には、宿への付け届けや何を食べたとか、あるいは事前に賂をもらえれば関所をそのまま通れるという進言があったとか、中には、関所抜けというのでしょうか、関所を通らずに歩ける道があったというような記述もあり、往時から柏原界隈は蕎麦で有名であったとのことで、大変興味がわくものでした。
こういうお話を聞いてから、旧街道歩きができたら、一層楽しめるものであろうと思うものでした。
講師の先生は、長野新幹線が金沢まで伸びれば、駅を乗り継いで北国街道歩きをされる方が増えるのではないかともおっしゃっていました。
因みに、私は10余年前から、旧東海道、旧甲州街道、旧日光街道、そして北国街道のうち善光寺・二本木間を歩いており、次に中山道や北国街道全道を目論んでいるのですが、現代の街道歩きには相応のお金がかかるので、なかなか出立できないでいます。
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