雪景色の広い道が先の方で左にカーブしている様子がうかがえる所から、左手の大きな屋敷は、柏原宿の本陣であろう。 本陣に加え、現存してないが、松並木ともども、(北国)街道の風情をより濃く残していたことが分かる。 現在は、新井信用金庫の支店がある場所で、確か本陣を示す高札(案内板)が今もあったと思う。 写真にはないが、この本陣の前(右方向)には中村屋という旅籠があったと、一茶記念館のジオラマにも表示されている。
この写真は、一茶晩年の旧宅であり、史跡に指定され今でも見ることができる。 戦後、改修工事が数回行われたと聞いているが、現在の建物は格段に綺麗なものとなっており、時代の流れを感じる写真とも言える。
道の曲がりくねりからすると、柏原から古間宿に下る坂道ではないかと思う。 柏原の諏訪神社の前に火の見櫓があるが、ここを左に折れて下る道があり、現在の景観とさほど変っていない。 所謂、北国街道であり、宿場と宿場の間には、遊ぶ場所ではなかったかとうかがえる所もある。
春の雪解け時期に、田圃の畦に出た蕗でも取っているように思われる。 長い間には土砂崩れもあったのであろう、黒姫山の斜面が現在の様相とだいぶ違うのが分かる
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