先日、プルトニウム再処理工場がある青森県六ヶ所村とその周辺に住む住民の姿を追った映画「六ヶ所村ラプソディー」を観たと記したが、終映後のミニトークで、原子力発電に疑問を持つなら自分の電気の使い方を見直すべきだと、30Aの契約を20Aに変更したという、若者の話を聞いた。
家に戻って、さて我が家がどうなっているのか分からず、適正な電力使用について電力会社に聞くと、来宅してくれ説明があった。 我が家の契約電力は何と100Aだと言う。 そんな大量に消費しているとは思っていなかったが、ピークアラームという機器を設置して一週間の使用状況を見てから、契約容量を変更しようということになった。
そこで日々使用状況を見ていたら、通常は夜間でも10A以下で、ここ数日寒いからと床暖房を点けると20~30A、さらに電気ポットで湯を沸かすと40Aほどになった。 小さなコタツや電気マットで暖を取るなら、たぶん30Aほどの契約で十分であろうと思うが、たびたびブレーカーが切れるのでは困る。 そこで契約電力を50Aにした。 これだけでも、従前の半分で基本料金は月額で1350円ほど安くなるそうだ。
電力会社の担当者は、余裕を持って60Aを勧めたが、そもそも節電の意識を高めようということで、50Aで良しとした。 その代わり、使用状況を常に把握できる、ピークアラームという機器を購入し取り付けた。 40%まで緑色、80%まで茶色、100%が赤色と点灯ランプが逐次変わり、ブレーカー断直前に来ると、「使いすぎです」というメッセージを発声する。
(最近のマンションには同等の機能が備わっているケースがあるらしい)
◎ブレーカーがある配電盤に設置された機器。 擬似的に契約電力数を20~60Aとセットできる。
◎微弱電波でデータを取得する表示部。 見通し距離でたぶん5m程内での使用が可。 %表示を見れば、ブレーカーが落ちる寸前であるかどうか分かるし、契約電力を擬似的に40Aにして、この表示器が100%にならなければ、契約電力をさらに下げることができると分かる。
因みに、このピークアラームは、1万円で若干のお釣りが来る値段であった。 早速、黒姫の方の契約電力も確認しなければならないのだが、家屋内に引き回している水道管に凍結防止用のヒーターを巻いているので、こちらの方は簡単には行きそうにない。 不在中にブレーカーが落ちれば、水道管が凍ることになってしまうからである。
そういえば、自分が育った時代は、ブレーカーなどはなく、白い陶器製の安全器であった。 それもガラス管に封入されたヒューズではなく、巻きつけたニューズのコイルから適当に切り出して、安全器の蓋裏に装着するわけだ。 見えない電気にドキドキしながら交換作業をした日々を思い出した。
今日の暦から : 悪酔い防止、食前に牛乳
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