韓国巡礼の旅に短期ではあったが、奈良から来たという若夫婦が居られた。 お二人とも小柄で、失礼ながらちょっと幼い感じに見受けられたが、自然農法をめざした農業をされているとのこと。 今年はじめてお米を収穫されると聞き、彼らの熱意に感じ注文していた。
そのお米が一昨日届いた。 天日干しのいわゆる稲架掛け米で、生産地の地名から萱森米と称しているらしい。
玄米で送ってもらっていたが、土鍋で炊く方が美味しいというので、今日は初めてだからと精米して鍋で炊いてみた。 ちょっと焦がしてしまい、焦げ臭いご飯になってしまったが、つやつやして甘味もあって美味しかった。
そして、だいぶ出来上がってしまったオコゲからお握りを作り、さらにヌルンジを作った。 ヌルンジというのは、オコゲがこびりついたお釜(鍋)に湯を注ぎ、しばらくしてこそいで頂くものである。 韓国料理の一つと言っていいか分からないが、そういう食べ方を教えていただいた。 お米の一粒まで大事にするという仏教の教えが息づいているということであろう。 これが意外と美味しい。 さらに、お米を平たく伸して焼き、これを鍋に入れるヌルンジ・チゲというがあって、これも香ばしくて美味しい。
届いた荷物には、「さだくんの奈良漬」と称したキュウリ漬けのサンプルが入っていたが、良い酒粕を使っているのであろう、アルコール臭さなど全く無く実に美味しい。 これも材料や手塩にかけて作る努力を惜しまないから出来た商品なのであろうと思う。 そういう若い人達にはどうしても応援の声を掛けたくなってしまう。
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