韓国での旅の途中で親しくなった韓国の方から「冷えとり」対策の一つである靴下の重ね履きを紹介され、この2ヶ月ほど続けている。 人間の体温は37度を平均としているが、頭部は40度、足先は30度と10度という大きな違いがあり、足元の冷えを減少させることによって健康な体作りが出来ると言うのであった。 その理念をまとめたのが本書であり、著したのは進藤義晴さんという耳鼻咽喉科医で、大正12年生まれということなので今年で86歳の方である。
人間の皮膚からは汗と同時に老廃物が常に排出されており、これを円滑に外に出すような生活の工夫が必要で、「冷え」と「食べすぎ」を防ぐ所作がなされれば万病を防ぐことができると説いている。 これまで動物性たんぱく質や加工食材の摂取は極力ひかえ、野菜中心の食事をして来たし、玄米を中心によく噛むということも意識してきたので、「食べすぎ」ということは我が家ではない。 しかし、「冷え」については寒さを防ぐという意識はあっても、冷え症状の実状については全く無知であった。
そこで始めたのが、靴下とズボン下の重ね履き(着)である。 皮膚から出る汗(毒)を外に円滑に送るため、まず絹の靴下とズボン下を履き、その上に木綿を重ねる。 靴下は絹+木綿の組み合わせで重ねるので、日中は5本指の靴下を3~7枚重ねる。 就寝時は、通常の5本指でないものをやはり絹+木綿を二重に履き、さらにヤクの毛から作った靴下で膝下まで覆う。 一度、外側に化繊の靴下を履いたが、何か汗が抜けきれないく指の間が湿っているように感じられやめた。 とにかく化繊はやめた方が良いと本書にも書かれている。
そして、もう一つ始めたのは半身浴(韓国語ではパンシンヨクと聞いた)。 37~39度の風呂に胸下まで浸かり(手は湯に浸さない)20~30分入っていると体の隅々まで温まり、そのうち額や手の甲から汗が噴出して来る。 冬場は寒いからと湯温をあげて熱い風呂に入ろうとするが、温まるのは体の表面だけで、逆にブロック現象が起きて体の内部は温まらず冷えが増すとのこと。
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