信濃町に来てからの20年間に色々なことがあり、人付き合いなども随分と変わってしまい縁遠くなった方がいる一方、永くお付き合いさせていただいている方もおられる。 20年前のこの町の人口は11000人を越えていたが、人口が減る中でどうにか1万人を死守したいと頼まれ、一時家内の住居を移したこともあった。 しかし、その1万人の壁はとうに割ってしまい、現状はどうなのか、いつも記載されている町の最近の広報誌を見たが掲載されていなかった。 議会報誌を見たら、10年後の人口は8350名と予想しているも、これを1万台に戻したいという望みは町にもあるようだ。
これまでもペンション経営が立ち行かなくなったとか、夏場には町外へアルバイトに出ないと食べていけないとか聞いたことがあるが、既にスキー場の経営母体も何度か変わっている。 夏場の野尻湖へたずねる観光客はとみに減り、先日も道の駅・天望館へ行ったら平日であったせいもあるが、客が全くいなかった。 国の金持ち優遇の経済政策のあおりを食った影響が都心部から地方へとじわじわ押し寄せているのであろう。
今日、しばらく近所の方と話したが、最近の新聞に競売物件の公告が掲載され、その内容から近くのあの家ではないかとか、誰それさんの家では定職を持たないでいるとか、息子さんがずっと家にいるとか、そんな話題に終始してしまった。 日々、安心安全な生活をされている方は少ないようだ。 政権政党が代わって経済政策がどのようになるのか、もし良化されるとしてもその恩恵にあずかれるとしたら随分と先であろう。 地元自身で活性化させる具体策を展開しなければいけないと思うが、今日配布された町議会報を見ても議員の意識にそこまでの危機感があるのか、そんな心配までしてしまった。
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