先日販売された週刊ダイヤモンドが、日本人の主食であるコメが放射能汚染されていると、コメ農政の実態を特集していたので購入しました。
「汚れるコメ」「揺れるコメ」「戦うコメ」と三章にわたって詳細に現状を分析していますが、本誌がそもそも経済誌であるという視点で書かれていることを念頭に置いて理解する必要があると思いました。 「手ぬるい日本の土壌汚染対策」や「政治に翻弄され続けたコメ政策」などは実にそうだと思う反面、「バラマキ農政の愚」には何か引っかかるものがあります。 政治家、特に自民党政府が長年にわたって集票マシンとして農民を利用してきたわけですから、一様に農民を非難するのは当たらないと思います。また零細規模の農家を守る工夫というのも必要です。
本記事によると、「いまだやまぬ産地・銘柄偽装」があるそうで、福島県内の大型ホームセンターには他県産表示の米袋が置かれ販売されているそうです。 ということは、北海道や西日本で産出されたというコメであっても、その中に福島県産のコメが混ざっているかもしれません。 きちんと線量調査をしてあれば問題はないが、だいたいがサンプル調査で済ませているケースが多いことでしょう。 コメに加え、牛乳も産地が特定できないものが多いようです。 そこらへんを消費者がどのように見極めるかということが求められています。
ところで、日本人にとって食卓に美味しいご飯がのるというのは大変幸せな食事になると思います。 お米が美味しければ、それこそ味噌汁と漬物、あるいはメザシ、納豆があれば十分な食事です。 放射能に汚染されていない、美味しいお米が食べられれば、これほどの幸せはないということでしょう。
除染効果については全く分かりませんが、時々記している北海道の大高酵素が販売している酵素食品「ふげん」を匙一杯分お米のとぎ汁に入れると、古米などでもふっくらと炊き上がって美味しくなります。 もともと酵素液から抽水して粉末状にした「ふげん」は甘味があるので砂糖の代用としても使えるし、ポストハーベストが気になる野菜や果物を「ふげん」を溶かした水で洗うと、浄化する効果があるようです。
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