神奈川県・横須賀市の米海軍基地に原子力空母ジョージ・ワシントンが配備され3年を迎えると、今日は母港化に反対する集会があり、家内が友達にさそわれて参加してきた。
原子力空母は横須賀基地を母港化し、毎年ここで定期修理を行っているとのことで、購入した資料によると、艦船修理時に放射能関連事故が多く起きており、その事故は常態化しているそうです。
資料を見ると、1971年から毎年のように冷却水や放射能の漏れや被ばく、原子炉内火災、商船や原子力潜水艦との衝突事故などを起こしているようで、原子炉溶解の一歩あるいは二歩ほど前の所まで来ているとも思われます。
今回の福島第1原発の事故に対し、首都圏に住む人々の多くは他人ごとのように思っていたかもしれませんが、横須賀基地で原子炉事故が起こると、「半径8km以内全数致死、半径13km以内半数致死、26km以内一部致死」と予想され、年間を通じて最も多い南南西の風に乗った放射能は東京以北にも飛び、被ばくから10年で120?160万人がガンで死亡すると予測されています。
神奈川、東京、千葉の殆どは死滅し、首都機能は全く動かなくなるでしょう。 基地のある三浦半島には活断層があるそうで、地震の影響による事故発生も容易に考えられます。
米軍基地周辺は、小泉純一郎とその息子の選挙地盤ですから、そういう輩が死ぬのは一向にかまいませんが、危険を承知で住み続けなければならない住民こそいい迷惑です。
日本を守るためには核抑止力の傘に入っていなければならないと言う政治家は多いです。 でも、ミサイルなど核兵器が確実に迎撃して、国土を守ってくれるでしょうか? 過去の戦争でも味方に殺された兵士も多いと聞きます。 戦争に確実性などなく、それこそ不確実の局地にあるでしょう。 自衛隊やアメリカ軍のミサイルが誤って国内の原発施設を被弾させることだって、無いとは決して言えません。
原子力のように、不確実性の中で制御不能となるものは、最初から無い方がいいのです。 東京都知事の慎太郎は、早急に核兵器を持てと言ってます。 それなら、東京から遠く離れた基地に配備するのではなく、慎太郎の自宅庭(物理的に置けるか分かりませんが)にでも設置してもらいましょう。 慎太郎が敵国と目しているであろう、中国や北朝鮮、ロシアの基地には、慎太郎の家も攻撃目標として登録されることでしょう。
限られた地球上で、昔のように刀や鉄砲で戦っていた時代とは異なり、ミサイル数発で国が亡くなってしまうような時代になって来ました。 核弾頭が爆発すれば放射能が蔓延することでしょうし、地球全体が汚染された放射能球体になり、それこそ人類をはじめ生物が生きていけないことになるかもしれません。 原子力は悪魔のエネルギーなのです。
上関町の選挙結果に見られるように、住民の安全を将来に託す考えは未だ広がっておらず、目の前のカネ(ヨクトク)に拘泥している住民は多いようです。 原子力は一地域の問題ではなく、日本全体もしくは世界の問題にまで大きくなっているのですが、そのように思考する人はまだまだ多くはないようです。 でも安全な社会を孫や子に残すためにも、「危険な原子力はノー」と言い続けて行く必要があると思います。
来月16日に再び原子力空母を問うイベントが米軍基地脇である由
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