この世で一番大事なことはと考えたら、やはり「子供の命」でしょう。 何千年か分かりませんが地球上に人類が現れて、今の時代まで生きながらえて来たのは子供が人間の生命をつないでくれたからなのです。 子供がこの世に生を受けて成人し、自分の足で立てるようになるまでは、大人は十分に手をくだして篤く育てなければなりません。
子供が年間に被ばくする可能量をこれまで1mSvであったものを、十分な検証がないまま20mSvへ基準値をあげるなんて実に狂気の沙汰としか考えられません。 国が子供の安全な育成を放棄しているとしか考えられません。 原発は安全だと言ってきた科学者も政治家も企業家も、実際に事故が起きてしまったら、結局は他力本願のまま責任を他者に押し付けているだけなのです。
これは意見や立場の違いを乗り越えて、「子供の命を守ろう」という脱原発デモのポスターです。 脱原発ポスター展というサイトから入手しました。 他にも800以上の作品が掲載されており、原発デモに使って下さいとのことです。 このポスターを印刷して、今日の東京・明治公園で実施された「さよなら原発1000万人アクション」へ参加するつもりでいたのですが、体調不良と連日の暑さのため取りやめてしまいました。
俳優の山本太郎さんのツイッターから集会の写真を見ましたが、明治公園にあふれるほどの参集者がいたようで、田中龍作ジャーナルでは4万人以上という記事を残されています。 (アサヒ・コムに6万人参加という記事あり)
一週間前のデモの時のような官憲による違法逮捕などトラブルがなかったことを祈るのみですが、今回の集会は社民党や共産党も参集し、それぞれの主張の壁を乗り越えて、原発被害を無くそうと立ち上がったが故に、これだけの人数になったのだと思います。 ただ実際のデモでは、警察が300?500名ほどの小さなグループに分断してしまいますので、万一新聞やTVニュースに掲載されたとしても、小さなデモだと印象付けられてしまいます。 それも事実を隠そうとする公権力やマスゴミのなせる技なのでしょう。
さて、先日、「安全な食材と食べ方がわかる本」という放射能に汚染された食材の見分け方の本を紹介しましたが、もう一冊関連の本を購入しました。 これはチェルノブイリ事故での体験や調査から記録して来たものを日本語に訳し、さらに放射能汚染についての基本的な理解ができるような内容になっています。 数は多くありませんが、実際の調理の仕方やレシピも載っており、より実践的というか、先の本より具体的な表現が多いようです。 市井の人間は何万も何十万円もする線量計を買うことはできませんし、日々の生活の中でいちいち放射線量を測ることもできません。 こういった書籍から、食物に対する基本的な知恵や理解を深め、子供達の生育に影響のない、より安全な食卓を提供してほしいものだと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿