この写真は、19日に明治公園で開催された脱原発集会のものです。 集会の呼びかけ人は当初4万人が集まったと紹介し、最後では6万人が集会&デモに参加したと発表していました。 しかし、警察発表は2万数千人。 枝野前官房長官が原発事故による放射能汚染を「ただにち影響があるものでない」とことさらに矮小化していましたが、政府の一角にいる警察も脱原発の動きがいかに小さいものだと、こういう数字を発表しているようです。 政治家も官僚も官憲も、都合の悪いものには蓋をし、明らかにしなければならない事象はなるべく小さく影響がないような言い方をし、実状が露見するとパニックにならないよう対処したと詭弁を弄するわけです。 結局は自分の政治生命や立場を守るための言動なのでしょう。
そんな日本社会にあって、国政や社会を真摯に精査し、市民の安全や幸福を願って、政治などを糾弾もしくは疑問を投げかけるブログを記されている方々が居られます。 知らない情報や思いもつかない論理の展開があって、大変勉強になることが多く、自分の立ち位置を考えなおすきっかけにもなっています。
でも、受け手は大変助かるのですが、発信される方は情報を精査し極力間違いがないよう調べて書かれ、その努力は大変なものだと思います。 中には一方的な感情論を展開するブログがありますが、そういった独りよがりの論理を展開する所は、そのうち嫌気がさしてブックマークから削除することになります。
そんなブログの中で、最近有料でメールマガジンを発信される方が少しずつ増えて来ているようです。 最近知ったのは政治経済学者の植草一秀さんの「知られざる真実」で、先月でしたか「杉並からの情報発信です」がYYNewsという有料配信を始めるとのことでした。 各氏のブログは以前から購読しており、その情報量や内容に合点するものがあり、今回申込をしたものでした。
朝日新聞など大手マスゴミもiPhone(あるいはアンドロイド)アプリを提供し(アプリダウンロードのみ無料)、実際の購読は日刊紙購読とほぼ同じ料金を徴収するというサービスを始めていますが、大手マスゴミ情報は信じるに足るものでないので、項目程度のブラウジングで十分なのです。 従い有料購読はしません。
我が家は5年前に長く海外に出た時に新聞購読を一時中止にしていましたが、その後読むに足るニュースはないと、以降購読するのを止めてしまいました。 どうしても必要な時は駅売店で買えばいいと思ってますが、最近はネット社会になりネットニュースで十分で、やはり同じように考えるのでしょうか、新聞購読をしない家が増えつつあるようです。 (ただYahooやMSNなどのニュースでは産経配信のものが多そうで、相応の注意が必要です) また、今年7月のテレビのデジタル化に伴い、NHKの受信契約を解約する人が増えているとのことで、若者を中心にテレビ情報にうつつを抜かす人は減少傾向にあるようです。 一番困るのは時間を持て余している年寄りで、そういった人たちはテレビのニュースやワイド番組を見て、その情報のみに拘泥し、言葉を変えるとマスゴミに洗脳されてしまっているのです。
今は便利な時代である反面、油断していると、体制に協力してとんでもない方向へ進む手助けをさせられてしまいます。 自ら正しく必要な情報を積極的に得るという姿勢が、若者にも年寄りにも必要だと思います。 そういう当方は、マイコン時代からのデジタル古参として、一般の年寄りよりはネットを含め社会をよく見ている方だと自認しているわけです。
最後になりましたが、先日来、経済産業省前でハンストをしていた若者が、活動を終えて、記者会見した時のビデオ映像がUSTREAMの岩上チャンネルに掲載されています。 もっと若者たちに原発のことを知ってほしいとハンガーストライキを始めたそうですが、あのような若者がいるということだけで、まだまだ日本の将来にも光明があると思えたのでした。 日本人に自信を持たせようと「日本は必ず復興する」と闇雲に喧伝する媒体よりも、彼らのように静かに活動を展開する姿の方がよほど訴えるものがあると思います。 そういう意味でも、もっともっと若者に期待し、彼らを応援・協力して行きたい。 それも年寄りの役割のように思えるのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿