(12/10追記) 中村敦夫さんが描き下ろした書籍を購入しました。 語られた内容とほぼ同じ原稿のようになっていますが、実際の「語り」の方がご本人のお気持ちが加わるので会場に足を運んだ方が良策でしょうね。
そして、中村さんの次の講演の案内をFacebookで見つけました。 もしお近くの方が居られましたら伝えてあげられたらいいと負います。
(追記ー了)
28日、町では霙が降っていましたが山は雪になったのでしょう、明けた29日の朝には白く薄化粧した山々が見られました。 その後強い日差しがでなかったので、ゲレンデ付近は白いまま残っています。
そんな空模様の下、「木枯し紋次郎」で一世風靡した中村敦夫さんの朗読劇「線量計が鳴る」を見て(聞いて)来ました。
今年は日本中がコロナ禍騒ぎで福島原発から放射性物質が垂れ流しされていることすら忘れてしまった日本人は多いのではないでしょうか!
原発事故の発生から日本のデタラメな原子力行政の問題点をあます所なく表現した3時間ほどの「語り」で、誰もがよく分かるもので、多くの人が彼の声を聞き学習してほしいと思いました。 福島弁というのでしょうか、方言での語りが上手で、さすが俳優だと思ったら、幼少時福島で育ったんですね。 だからこそ福島への思い入れが強いのではないかと、彼の朗読活動が理解できました。
最後に、中村さんが50年後の日本はどうなっているのか、存在していないかもと危惧されるとおっしゃっていましたが、我々も常日頃、同じような思いで、今の日本を見ています。
中村さんは齢80。 100回の講演を目指して活動されているものの、今年はコロナ騒ぎで講演がのびのびとなり、当日は95回目であった由。
15分の中休みをはさんで3時間ほどの立ちっぱなしの朗読は、身体的にもご苦労なことと思われます。
会場で彼の朗読を聞いただけでは勿体ないし、すぐに忘れてしまいます。 録画録音はご法度。 聞いたことをリフレッシュするために良い方法はないかと思っていたら、同じタイトルの書籍が出版されていました。(朗読の原稿とほぼ同じ内容のようです)
帰宅してから早速アマゾンに注文。
会場は、長野市役所隣の芸術館で、初めて出かけた場所でしたが、大ホール、小ホールなど整備された施設で、周囲に駐車場もあって、最初の1〜2時間は無料。
近くに古書店もあって時間つぶしもOK。
芸術館の予告チラシの棚に、「清水まなぶ」さんのトークライブがありましたが、開催日は翌日で、すでに予定が入っていたので叶いませんでした。 清水さんは、2015年に柴津・称名寺の「石の鐘」をテーマに「聴こう! 石の鐘のメッセージ」が信濃町・総合会館で開かれた際にも登壇されていましたし、長野市内での平和活動の時にもお名前に接することがあり、しっかりとした信条をお持ちの方と察しています。
中村さんの朗読劇を聞いた翌日、信濃町で「9条の会」の会合があり、ここで長野市内で活動されている岡田弁護士による講演「コロナ禍と民主主義を考える」を聞きました。
コロナが全国に広まった今年3月、当時総理大臣であったアベシンゾウは、唐突にも学級閉鎖を行い、文部省をはじめ自治体の教育委員会などはすべて蚊帳の外に置かれ、日本を混乱の坩堝に落としていたのでした。 国の最高責任者ある総理大臣であろうと、教育や疾病などは門外漢であろうし、専門家による検討や精査の上での決定が必要であったろうと思います。 巨艦の操舵をド素人に任せたような決断であったわけで、混迷を深め陽性者を激増させた責任がアベシンゾウにはあるわけです。
そして自民党が計画している憲法改悪案が意図していることなどを、「檻の中のライオン」を喩えにわかりやすく説明してくださりました。 岡田弁護士自身、3人のお子さんを育てながら弁護活動を行っている由。 一母親の立場からしても、今の自公政権による金欲にまみれた悪政に子供たちが成人した時にどんな世の中になっているのか、気が気ではない思いで居られるのではないかと感じました。