甲州街道歩きの帰りに、下諏訪駅ホームに一茶句碑を見つけたと昨日書いたが、下諏訪駅の待合所の壁には「下諏訪町の一茶の句碑巡り」というお手製の案内図が貼られていた。
「いきいきさつき会」と表示されていたので、地元のお年寄りが集う句会仲間が作られたのであろう。
町内の地図に印をつけ、一茶の句と所在地、駅からの距離などを明記してあった。 全ての句が下諏訪宿で詠まれたものかは分からないが、全部で19基とのこと、信濃町以外でこんなに句碑が建っているのは珍しいのではと思った。
一番に乙鳥のくヾるちのわ哉 浮島神社境内 からからと下駄をならして桜哉 花見新道 又も来よ膝を借そうぞきりぎりす 志まや旅館前 甲斐信濃乙鳥のしらぬ里もなし 下諏訪駅構内 米負て小唄で渡る氷哉 一つ浜公園 穂芒に諏方(訪)の湖から来る風か 銭神神社前 花の月のとちんぷんかんのうき世哉 水月園 湯けぶりや草のはづれの春の雨 鎌倉街道ロマンの道 朝露に浄土参りのけいこ哉 町道御射山線 国中は残らず諏訪の尾花哉 千尋池畔 夕不二に手をかけて鳴蛙哉 みずべ公園 芒箸見たばかりでも涼しいぞ 御射山社境内 一日の名所也けりお花小屋 御射山社境内 野庵も穂屋の御役に立ちにけり 御射山社境内 青ばしのちぐはぐなるも祭り哉 御射山ハイキング道 スハ風にとんちゃくもなき芒哉 御射山ハイキング道 ちぐはぐの芒の箸も祝哉 御射山ハイキング道 しなの中皆すは山の夜露哉 御射山ハイキング道 あの月をとってくれろと泣く子哉 町道御射山線
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