今日は、北上する台風に伴って吹くフェーン現象の風であろうか、蒸し暑い陽気のなか汗をたらしながら東京・有楽町へ向かった。 この時、友人が参加している会の写真展が開かれ、今日は先生の講評があり部外者でも参加できるというのでわざわざ出かけたのであった。
「愉しく撮る旅」写真展と銘打ったもので、この1年間に海外へ撮影旅行をされた時々の作品が展示されていた。 お客さんが多く、一つ一つの作品から距離を置いて見れなかったので、作品に近づいてピントが甘いのでは、このアングルはいいな、これなら自分でも、などと個人的には思いつつ一通りの作品を見た。
そして会を主催されている先生が1時間の予定を30分も超過して個々の作品と同時にカメラ撮影の基本的な要素まで説明されていた。 そんな説明の中で、
1.撮影は、自分の想いの表現だから人まねでもいいから沢山シャッターを押すことが大事。
2.撮影は、シャッターを押して終わったのではなく、現像後に数ある作品の中から自分の想いに合ったものを選びだす所で終わる。
3.トリミングなどせず、写したままを鑑賞する。
という言葉に感じるものがあった。 カメラ撮影は偶然に撮れるものだと言う人がいるが、それは実際に写したことのない人が言う言葉であって、状況、日や色、そして自分が描いたイメージ、色々なものが作用した瞬間にシャッターを押して作品が出来上がるものだと思う。 そんな意識を呼び起こしてくれる写真展であった。
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