先月いただいた野尻湖フォーラムを見て、「野尻赤川 産廃処理場計画 再々燃」という記事を先日記したが、我が家がある区からも反対請願の署名依頼が来たので早速署名をした。
処理場計画は15年前からあり、平成14年には野尻区で再燃したが、区会で導入に反対すると決議され収まっていたとのこと。 導入したい勢力は、町がかかわる「矢保利の館」の赤字経営解消になるからと、無理やり計画への道筋をつけるため、信濃町議会への説明機会を得ようと陳情したらしい。
そのあたりの経緯が、先月末に配布された「しなの町議会だより」で報告されていたので、関連箇所だけコピーして、ここに載せておくことにした。
なお、計画している企業は株式会社高見澤とあり、サイトを調べたらこちらの会社のようだ。 まぁ、企業のサイトはいい事しか書いていないので参考にはならないであろうが、環境エンジニアリング事業部という所で産廃処理は行っているようだ。
産廃問題は住民ばかりでなく、別荘を置く人たちにとっても関心事であろうし、ましてや観光は町の大きな事業の一つでもある。 業者の話を聞いてほしいという陳情は「賛成少数で不採択」とあるが、 目先の利権や金儲けだけに注目して、将来にわたって禍根を残すような事業を進めたいという町民のみならず、議員が居ることに疑問を持たざるを得ない。
それでなくても、野尻湖の周遊道路にはごみの不法投棄が絶えないし、町内にはリサイクル資材の置き場と称して、粗大ゴミの捨て場と思われる箇所がいくつかある。 特に、赤渋の先にある置き場は近隣にもないほど大きい。 近くにはペンションが何軒も建っているのに、彼らは何も気にならないのであろうか。 冬場なら雪が隠してくれるが、今の季節であれば、単なるゴミの山である。
こういう状態を見ていると、もっと強い罰則や指導といった強制力のある環境保全条例を定めていかないと、特定の個人によって町の観光事業や町の存在そのものまで危ぶまれてしまうのではないかと思えてしまう。 今回の再々燃問題に端を発し、町全体の環境保全について、町や町民全体の意識改革が行われてほしいと願いたい。
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