今日は、「ONCE ダブリンの街角で」という映画を観に出かけた。
ダブリンの街角で歌う若者の前に、チェコからの移民の若い女性が立つ。 歌うメロディーに彼女は魅かれ、共に歌い演奏する喜びを見つけていく。 しかし、若者にはロンドンへ去って行った女性への想いを残していたし、移民女性には祖国に残して来た別居中のご主人がいる。 そんな状況の中で、恋とも友情とも言えない、メロディー(音楽)の中でだけ、お互いの共時性、存在を感じるのであった。
そして、作品(デモCD)を作り上げた最後には、若者はピアノを彼女に贈り、かつての女性が住むロンドンへ向かい、移民女性は祖国からご主人を迎える所で終わるのであった。
全編を通して色々な演奏場面が散りばめられ、さながらミュージックビデオのようだが、CGやアクション場面、暴力やセックス描写など一切なく、若者の一途な思いだけを表現しており、清らかな感じの映画であった。 どの場面も、以前に2週間ほどアイルランドを旅した時に、ストリートミュージシャンを何度も見かけていたので、一種懐かしさもあった。
中で歌われている曲も心に響くなかなか良いものがあったが、途中から叫ぶようなフレーズもあって、結局サウンドトラックのCDを買わずに帰って来てしまい、少し残念な気もした。 自分としては、ソロでもいいから、もう少しアイルランドの伝統的な雰囲気の音楽が入っていてほしかった。
検索したら、予告編やその他のビデオクリップがGoogleVideoやyoutubeにあったので、いつまで掲載されるか分からないが、ここにリンク映像を残そう。
映画を見た帰りに四ッ谷へ書籍を探しに出てから新宿まで歩いた。 その道中に見つけた珈琲店で一休みしたが、この店では、緑の珈琲豆を販売し、客の注文に応じてその場で焙煎するのであった。
「デジタル秒速調理焙煎」と銘打っていたが、後味がさっぱりしていて美味しい。 豆を買って、自宅で豆を口にしてみたが苦味がなく、これもさわやかな味である。
そして、食事を終えてから伊勢丹デパートの地下へと入って行った。 以前は食料品階であったはずが、何やら高級ブティックやブランドショップのような店作りの中で、ケーキやチョコレート、パンなどを売っていた。 庶民感覚からすると、何か場違いのような所に来てしまった感じで、結局何も買わずに出て来てしまった。
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