「ふいと来て 親子のごとし 雪の宿」 - 俳人小林一茶が、中野市の商家「袋屋」を初めて訪れた1822(文政5)年に残した句。
信州中野が幕府の天領だった江戸時代、みそ、しょうゆの醸造を営む商家として発展した袋屋を、一茶は1827年に65歳で亡くなるまで何度も訪れた。
一茶と親交を重ねた6代目と7代目は、妻と4人の子を次々と病で亡くした一茶を手厚くもてなし、「一茶晩年の介護者」とも伝えられている。
一茶ゆかりの商家を「袋屋清左衛門(せいざえもん)邸 袋屋美術館」として96年に一般公開したのは、12代目の山岸昌弘さん(57)。「中野の文化的伝統を伝えたかった」と話す。
場所は、長電信州中野駅から徒歩10分。 休館は、月曜と祝日の翌日。 電話0269・22・2021。
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