最澄は、「愚が中の極愚」などと自分のことを言っているそうだ。
良寛は、「大愚良寛」
親鸞も、「愚禿親鸞」
昔の先人たちは皆、「私は愚かな者で至らない者です」と、非常に謙虚であった。
それに引き換え、現代人は、「俺は賢い」、「俺は偉い」、「俺の言うことに間違いない」と誇示するばかり。 古人に学ぶことは非常に多いのだが、皆、猪突猛進することばかりで振り返ることもない。
いくら名声や富を持っても、自分の命はたかだか100年。 やがて地球上の生命体としては存在しなくなるのである。 歴史のページの片隅に名が残っても、それはいかようにも修飾され改ざんされるもの。 生き方を見直させる一茶の句の一つである。
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