5日の一茶祭りの際、一茶記念館で買い求めた岡野薫子さんの「森のネズミの山荘便り」を読み終えた。
現在、一茶記念館では、山桑に山荘を持つ作家・岡野薫子さんの企画展を催しており、本書についても岡野さんの直筆のサイン入りで販売されているものであったが、何冊か限定されているものだとも窺った。
本書は3部構成となっており、1部で黒姫のこと、2部以降は作者本来の仕事である童話作りの基になった猫やカラスなど、創作のきっかけになった話題のエッセイ集となっている。
信越線で黒姫に向かう時、古間駅を過ぎて総合体育館が見えてくると、何かそわそわして、あそこの家は誰々さん、この店は、この道は、などと思い巡らし黒姫駅に電車が到着する時の何かわくわくした気持ちなどは、本書に書かれている作者の思いと全く同じである。
以前に読んだ「黒姫山つづれ暦」と同様に、黒姫のあそこやここが述べられている行間に共感というか共時性を感じ楽しく読んだ。
確か、6月11日(土)に岡野さんの講演会が一茶記念館で行われると聞いた。
(旧徒然日記から転記)
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