先日、黒姫に来られた客人は小さなギターをかかえ、お手製の歌詞冊子をもって、招かれればどこでも歌っておられる。 今回、歌ってくれた中に、「おーい 雲よ」という曲があった。 作詞作曲は黒坂正文さんという方だそうで、ネット検索したら「コカリナの世界へようこそ」というページに辿りつき、そちらでは黒坂黒太郎さんと書かれており、お名前の違いなど詳しくは分からなかった。
さて、その「おーい 雲よ」の歌詞の中の、「太郎山」や「山」を「黒姫山」に置き換えて、彼女は歌ってくれたのであった。 その歌声が、何か黒姫のフィーリングにぴったりの感じで、同席された方々の心にも響いていたようだった。 その歌詞をここに残そう。
なお、彼女の歌声は、以前に書き残した記事「四月の光の中で」の中でさわりだけを聞くことができる。
おーい 雲よ 曲・詞 黒坂正文 ref. おーい 雲よ どこへ行くんだい 太郎山のむこうまで おーい 雲よ どこへ行くんだい 私はここにいる 1. 私の好きだった人は 遠くへ行ってしまった 私と この町と 青い空と 山をすてて 2. 私は この町で生まれ 育ち 生きてきた 川の流れに 夕陽をながめて 泣いてきた 3. 川辺に咲く花 ひとつひとつに 心あたたまる 橋や堤防や とんびのうたも みんな友だちだ 4. 私はこの町で 私の人生を終えるだろう それまで私は精いっぱい 笑って暮らすだろう
2 件のコメント:
この詩、どこかで聞き覚えがあると思ったら…
山村暮鳥の詩ですね。
おーい雲よ
悠々と
馬鹿に呑気そうじゃないか
何処まで行くんだ
ずっと磐城平の方まで行くんか
確か中学の教科書だったと思います。
当時も何となく心惹かれ、空を見上げては雲に語りかけた(笑)のを覚えています。
私は、叙情的な素養が生来ないので、中高での国語や古文、漢文、全てギリギリの線で通過しており、mitaniさんのように古を思い出すような記憶も全くありません。:pp_02.gif:
入試の時も国語がない学部を選んでいた次第です。
従い、言葉通りの感覚なのですが、何気にこの詞が黒姫に、特に我が家から黒姫山を見ている時にうってつけだと思ったようなわけです。
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