今日の暦から : 噛むほど高まる満腹感
古書店に寄ったらニコルさんの「CWニコルの黒姫日記」を見つけた。 昔、読んだような記憶もあったのだが、100円という値段に食指が動いてしまった。
しかし、読み直してみて内容的に目新しいものがなく、ただ、知り合いの猟友会長の名があることや、サレジオ学園の教会に池田宗弘氏の製作によるキリスト像をニコル氏が寄贈したと、その詳細を確認することはできた。
当時いたスペイン人のセサル・フラガ神父はニコルさんの友人だとのこと、彫刻家池田宗弘氏もスペインとの関わりがあると色々な系譜がありそうだ。 フラガ神父にはスペインの家庭料理を記した「フラガ神父の料理帳」という本(池田宗弘氏と共著?)があるらしいが絶版のようだ。 また、池田宗弘氏には、壇ふみさんらと「サンチャゴ巡礼」の本を出版されている。
湖畔にあるこの教会は、通常であれば万民に扉は開かれているのであろうが、学園の山荘であるため、主に夏場に使われているようだ。
そのため、教会の中へ入る機会はこれまでなく、湖畔道路からこんなふうに見上げるだけである。
外から見える像はマリア像なので、197cmあるというキリスト像は聖堂内部にあるのだろう。 寄贈されたのは、教会を建て替えた1987年のことだと、我々が黒姫を訪ねる2~3年前の出来事であった。
今春、ブログに記したことであるが、この教会の敷地隅に、アシジの聖フランシスコの「平和を願う祈り」が刻まれた銘板があるので、再びここに残そう。
さらに、本書の中には、捕鯨擁護の項があるのだが、先月記した鯨の詩(うた)とは、そのトーンがだいぶ異なる。 それぞれ書かれた時期は同じなのにと言及したくもなるがやめておこう。 他にも少し気になる所があるが、重箱の隅をつっついても意味がない。
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