農文協の季刊誌「うかたま」の今月号を購入してきた。
農文協は、農業や食に関する書物を数多く出版しており、以前から親しんできた出版社である。 あらためてサイトを見たら、戦前の発足期には専属劇団があったと宇野重吉さんの名前があった。 当時は相当リベラルな団体であったようだが、現在の理事一覧を見ると非常勤の名がずらった並んでおり、ここも農水省からの天下りで満ちているように思われた。
まぁ、それは今日の話題にはしないで、本題の「うかたま」に入ろう。 「うかたま」の名は、稲の神様「宇迦御魂神(ウカノミタマノカミ)」から由来しているとのこと。 祀られる「稲荷神社」の稲荷のことを、何気にキツネに結び付けていたのだが、「稲が生ることから五穀豊穣を願う社」を意味しているらしい。 「おいなりさん」というのは、その年に取れた米で作るか、あるいは神社に供えることから名が付いたのかもしれない。
話が色々飛んでしまったが、本号の中に「じいちゃんとばあちゃんの地豆」という記事があり、
ビルマ豆、 具豆、 鞍掛豆・・・・・。
聞いたことのない名前の豆たちは、
この土地でつくり続けられてきた在来種の豆、地豆だ。
北海道遠軽町には、そんな地豆を残してきた
豊かな暮らしがある。
と、齢84歳と87歳のじいちゃんとばあちゃんの畑作生活を紹介している。
実に、この笑顔がいいのだ。 これが本当の農村の姿ではないかと思えたのであった。 信濃町でも、こんな農業風景を目にすることが出来るであろうか? 年寄りが元気に働く村や町は自然と活気ある集落になる。 料理の添え物になる「葉っぱ」を商品にして出荷している、四国の?村なども良い例であろう。 我々だけでなく、観光関係の方、行政の方なども、こういう雑誌から習得することは多いと思う。
本誌には、「豆の話」と題して豆の歴史や調理方法、レシピなども載っていた。 信濃町もペチャ豆や花豆など豆の収穫は多いように思う。
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