一昨日、 皆既月食を見た帰りの少年兄弟が自動車に跳ねられ死亡したと知り、なんとも痛ましい事故ではないかと思いました。 近頃、高速道路で故障を起こし車から出て歩く人がいて死亡事故に遭うケースがあるとか、逆走する車があるとも聞きます。
なんでそんなことになるのかと疑問に思っていたのですが、今日車の運転中、家内と話をしていて、続いていた二段の赤信号の先ばかりを見ていて、手前の赤信号を見過ごして交差点を通過してしまったのです。 幸い交差点に入ってくる車はなく、すぐに気がついて交差点の真ん中辺りで停まりましたが、一瞬ヒヤッとしました。
運転免許証を取ってからほぼ半世紀、信号を無視したというか赤信号に気づかなかったのは初めてでした。 先方にある信号ばかり囚われて手前の信号に気づかないケースはたびたびあると聞いてはいましたが、実際に自分がやらかしてしまったわけです。 だんだん歳を重ねるにしたがい、もっともっと慎重に運転しなければいけないと思い直した次第です。
さて、買物に一緒に出ると、食料品の値上りばかりが気になってしまいます。 価格はあがらなくても、野菜の大きさが小さくなったり重さが軽くなっているのです。 パンを焼くための小麦粉なども一袋の量が極端に減り、一袋で焼けたものが2つも3つも買わなければならず、実質値上げがそこかしこで行われているのです。 最近再びバターが店頭からなくなり、バター風マーガリンと名付けたまがい物だけが置いてありました。
数年前に行ったイギリスやスペインの市場や商店では、野菜や果物、パンなどの食料品は安く、ワインの1Lパックが100?150円前後と、またチーズなども大変安かった。 食料品には税金がかからないとか税率が低いとか聞いた記憶があります。
ところが、日本では贅沢品も食料品も同率で税金(消費税など)がかかり、現政権はその税率を10%などと増やそうとしています。 生活に不要不急の贅沢品に高額な税金がかかるのは分かりますが、日々必要とする食料品まで高率の課税をすることに疑問を感じざるを得ません。 法人税や累進課税の減額をして来た(金持ちを優遇してきた)結果の財源不足分を消費税という形で国民全体に負担させるようになったわけですが、今やまともに定職にも付けず、日々の暮らしに困っている人が増えているそうです。 2ヶ月ごとの年金支給から後期高齢者保険や市民税を勝手に差し引きしてしまい、実際に手にすることができる年金額は年々減少しているのです。 多くの年金受給者も困窮した生活を強いられています。
年金政策など社会保障制度を狂わしてきた行政担当者の責任は糾弾されずに、高額な給与や退職金、天下りで生活が潤っているのに、そういうふうに苦しんでいる国民生活の現状をまともに分析せず、やたらに無駄な生活保護費が支給されているなどと言う政治家には困ったものです。 生活保護受給者の増大は過去の無策な政治の結果なのです。 最近全く報道されなくなりましたが、ニューヨークのオキュパイド・ウォール・ストリートの運動はどうなったのでしょう? 日本もアメリカと同様に、ごく一部の金持ちがより豊かになり、99%の国民はジリ貧の生活になりつつあるのです。
札束で地元民を誤魔化して来た原発政策も消費税増税もTPPも根っこは同じで、国民を貧困に陥れる差別政策でしかないのです。 国民はもっと怒りをもって政権に要求すべきですし、その手始めにまずは地元出身の政治家からその辺りの理解があるのか精査しなければと思っている所です。
0 件のコメント:
コメントを投稿