5年前のJALの機内誌が手元にある。 之も片付けの中で見つかったものだが、真ん中に付箋が貼っており、何かと思って開いてみたら、ニコルさんの随筆が載っていた。 たまたまJAL機に乗った時にいただいて来たものだと思う。
タイトルは、「森が結んだ日英同盟」。 ニコルさんの出身地であるイギリスのウェールズに再生した森林公園にならい、黒姫にアファンの森を育てるNGOを組織したとある。 今となっては、書かれてある内容は新聞や雑誌などにも書かれている、既知のものであろう。
文中にある、ウェールズの中心にある都市カーディフには10年前に行ったことがあるが、近くに昔の人々の生活を再現した民俗村(蝋人形やモノコックのような展示ではなく、昔の製法で実際のパンを作ったり、農機具造りなどをしている)があって、大変興味深く見聞したことを覚えている。 イギリスはトラスト運動発祥の地であり、蒸気機関車が動態保存というか、実際の交通機関として乗れるなど楽しい所でもある。 雑穀の粉で作ったパンであろうか、車内で売っているサンドイッチも素朴で美味しかった。
アファンの森のついでに、スノードンの可愛い列車が山を登る、あの景観が黒姫で見られたらと、ついつい無い物ねだりのような夢を見てしまった。
「森が結んだ日英同盟」 - CWニコル(JAL機内誌ウインズ2002年4月号から)
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