今日の暦から : 外食も栄養バランス考えて
上田の塩田平にある信濃デッサン館ならびに無言館の館長である、窪島誠一郎さんから賀状が届いていた。
先月の、無言館第2展示室建設のお知らせも、そうだが、直筆でひとこと言葉を添えられている。 氏の、この二つの美術館に対する熱情の篤さを感じるものであった。
先月のお知らせに対し、早速僅かな支援を送った。 これで家族全員の名を無言館のプレートに残したことになるが、名を残すことにあまり意味はなく、微力ながら両館の支えの一助になればと思うものである。
さて、窪島さんの著作「信濃デッサン館日記」を見て、夭逝した画家・野田英夫のことが書かれているのに気づき、窪島さんが建てたという野田英夫碑がいまだ残っているであろうかと、先日野尻湖を周遊した時に、野尻湖ホテルの跡地に立った。
しかし、野尻湖が一望できる場所にあったという碑は見つからず、家に戻ってインターネットで調べたら、野尻湖フォーラムの編集後記に、碑はいつの間にか坂本屋さんの前に移設されていたと載っているのに目に留まった。
野田英夫は、アメリカへの日本人移民の子として出生し、中学高校時代は親の郷里である熊本で過ごし、その後アメリカに戻って美術を学んだ由。 30歳で亡くなる直前に、野尻湖畔の民宿・坂本屋に逗留し、「野尻の花」を描いたとのこと。
旧野尻湖ホテルに碑が建てられた理由はいまだ知らず、国道と北国街道の分かれ道であろうか、坂本屋(畳店)さんの前に立つ、雪に隠れそうな碑を、先日やっと見つけた。 積雪で側まで近づけず、次回雪のない時にあらためて確認しようと思っている。
なお、ロックの祭典で名が知られたウッドストック(Woodstock)にある美術館に、野田英夫(ベンジャミン・ノダ)の作品は多くあるらしい。
野田英夫碑がもともと立っていたであろう場所から、黒姫山を見ました。 2本の杉であろうか、野尻湖の景観を塞いでしまっている。 やはりホテルの3階にあったという展望室からでないと、この景観を楽しむことはできない。
先日、野尻湖フォーラムのSさんから、ホテルを壊す時に頼んで内部を見させていただいたことがあったと伺った。 そんなチャンスもあったのかと、今更ながら残念な思いであった。
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