先日、信濃町のYさんから、小諸におられた新津利通さんという方が発刊された詩集を勧められ購入した。 家内は既に読み終えたものの、後で見ようと思っていたら常駐場所へ持って来るのを忘れてしまった。 来月では遅くなると思い、今日その概要を記す。
新津さんは、職安に勤めながら詩作に専念し、ジョブカフェという新しい職安窓口の初代所長に田中前長野県知事から任命されるなど、その人柄を知る人は多いとのこと。
仕事のこと、家庭のこと、色々大変なことがあって、やっと落ち着かれた矢先に病に倒れ昨年亡くなられ、奥様がご本人の願いを形にしたいと、身近な人たちへ送った詩信を一冊にまとめ出版された由。
信濃毎日新聞のサイトには、12月29日付で次の記事があった。
故新津利通さんの詩集、妻らが出版
小諸職安所長などを務め、昨年10月に白血病で亡くなった詩人の新津利通さんの妻、美枝子さん=小諸市=らが、夫が仲間に送り続けた作品をまとめた詩集「夢のようでも」を出版。
佐久市でこのほど開いた出版記念会で「願いがかないました」と感謝した。
詩集は132ページ。身近な木や花を通して心のあり方を確かめたり、過労死訴訟で10年越しに勝訴した遺族の心中などを飾らない言葉で描いている。 友人らは「彼の詩は人の心を浄化させる」と、利通さんの詩を読む集まりを呼び掛けている。
なお、鍵盤乱麻というサイトのトップの下段に、詩信「夢のようでも」というメニューがあり、これを開くと、新津さんの詩集の一部が掲載されている。 新津さんのお人柄は、これらの詩からも感じ取れる。 詩集出版記念会を伝える信毎の記事を次に残した。
亡き夫 飾らぬ言葉 54編(信濃毎日新聞2006年12月28日)
0 件のコメント:
コメントを投稿