GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)と聞けば、自動車のダッシュボードにあるナビゲーション・システム(所謂カーナビ)が思い出され、目的地を登録すれば、渋滞路を避けた的確な道順を教えてくれる便利なものである。 と言っても、当方が使っているカーナビは10年近く昔のもので、北信五岳道路のような新しい道は地図になく、相変わらず昔の古道を案内する。 さらに、時折フリーズした上、地図表示が消えてしまうので、あまりあてにはならない。
さて、そのGPSを利用した装置に、移動中の緯度経度を逐次記録してくれるロガーというのがある。 その移動情報を持ち帰って、パソコン(USB)に刺せば、グーグルマップが表示され、順路が地図に記載される。 あるポイントを通過した時間や速度なども分かるので、移動状況の確認にもなる。 そんなGPSロガーだが、携帯電話を少し大きくしたサイズでディスプレイを持ち、略図と一緒に見られるものもあるが、登山などではややお荷物になりそうだし、そういう機種は10万円前後と値段が張る。 今回、当方が購入したのは約40gと軽く、小窓に緯度経度などを表示するだけのもので、価格も1万円そこそこであった。
購入したのは、GPSDGPS.COMという通販先で、WPL-1000 LCD付GPSロガー というものであった。
そして初めて使ったのは、先月のバイクでの野尻湖周回であった。
7~8年前に一時期ソニー製のGPS機を使ったことがあるが、それはきちんと位置を掴めず、時折、途方もない地点を示していた。 しかし、本機はそういうことはなく、車道とも大きく離れていない。 所々で、軌跡が行ったり来たりしているような表示があるが、これはウロウロしながらカメラを持って撮影していたからであった。 次回は、街歩きなどで使って、その精度を調べてみたいと思う。 また、データを変換することでカシミール3D上で利用できたり、Panoramioという写真掲載サイトと連携して地図に写真を貼り付けることも出来る。
本機購入時、何故か野球帽が付いていると、その色を選ぶようになっていた。 単に付録のつもりでいたのだが、よく見たら帽子の天上が袋になっていて、その中に装置を収納できるようになっている。 前回は、首から提げて使ったが、人工衛星からの電波を確実に受けられるのは頭上ということのようだ。
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