今年も雪が少ないのかなと思いきや昨日からの雪降りは明日一杯続くようだ。 カメラから見る映像には車すら写っていないのでかなりの雪降りと思われる。 一瞬にして豪雪地に代わってしまった。 そろそろ学校も会社も休みになって来るので、スキーを生業にしている方々はこれで安堵されていることでしょう。
さて、先日、野尻湖フォーラム43号が届いていた。
今回初めて知ったのは、来年4月から3年間野尻湖でのオオクチバスやコクチバスの再放流禁止が解除されるということであった。 ブルーギルやバスなどの外来魚は野尻湖全体の自然環境を破壊するほどの獰猛な魚であろう。 そんな魚を釣っても再び放流しても良いということで、個体数の減少が防げるということかもしれない。 要は、釣り易い環境を作って、野尻湖へ来る釣り人を増やしたいということなのだろう。 バスのためには、ワカサギやその他小生物、水生食物も要らないというのが漁協の考え方らしい。
湖水が流れ出る水路にはスクリーンを張って稚魚や幼魚の拡散を防ぐ対策をするということだが、確実に効果があるものか疑問に思える。 他の水系へバスが広がるおそれがたぶんにある。
昨今、野尻湖を訪ねる観光客が減少の一途をたどっている中で稼ぐ手段としたいのだろうが、結局は釣り人しか来ない湖になってしまうのではないか。 再放流禁止解除は、長い眼で見たら得策ではないと思うが如何であろう。
さて、その野尻湖の湖畔にはナウマンゾウのモニュメントが所々に置かれている。 その製作と設置に関わった方がその経緯を記されていた。 モニュメントは、今の時期雪に隠れてしまうが、毎年夏には頭(匹)数を増やしていきたい由。
湖畔で遊ぶ人々がこれを見て野尻湖人がかつて生きた世界と共時できたら楽しいだろうと思う。
今夏、バイク乗りの途中に東大寮跡地で見たモニュメントの一つが次の写真。
最後の話題は産業廃棄物最終処分場計画で、町内の夏以降の状況を説明していた。 内容的には既知のものだが、きちんと整理され記されているので状況を把握しやすい。
その本文には特別の感想はないが、編集後記に書かれていた内容に合点してしまった。 一部を残そう。
~ 町長は建設に反対する意向は変わらないとしながらも、町は賛成住民も含んだ住民全体の奉仕者だから中立であるべきで、町が専門委(員会)に加わるのは反対という。 町民の利益、安心・安全・安定を守るのが町の仕事とするならば町民の不利益(健康被害・災害等)となる可能性のある事柄に対し、中立論はあり得ないと思うのだが。 ~
産廃処理場計画に賛成の町民は、高見澤から土地代金や給与等の報酬など利益を受けていると思われる。 そう思うのは、利益以外に産廃に同意する理由がないからである。 そのような利権町民と健康被害や災害をただ受けるかもしれない町民とを並列に考えるという思考が、役場や町長にあるとしたら、むしろそれこそが不公平を作り出していると言える。 賛成住民は100人にも満たないであろう。 それ以外の9千人の住民が不利益を蒙るのだとしたら、それこそ行政の怠慢だと言える。
利権とは縁も所縁もない町民が健康被害を受け、信濃町全体の評価が下がり、農産物は売れない、観光客は来ない、別荘住民は減少する、そんな状況になったら町内の経済は一層冷えてしまう。 それに対し、役場や町長はどんな言い訳ができるのであろうか!
役場、町長、議員、職員ともども、リップサービスのような反対の声を言うのではなく、町民の先頭に立って行動すべきである。 そういう行動があってこそ初めて、信濃町が一つになれるし、町の活性化にもつながるわけだ。 町長の中立という態度は、結果として産廃処理施設導入に賛成していることにつながるのだと認識して欲しい。 自治体の長が産廃反対の旗振りをしている例は全国どこにでもある。 猛省を期待したい。
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