たまたま通りかかったレンタルビデオ店の棚で見かけた映画「The Great Debaters」に興味が魅かれ借りてきて観ました。
デンゼル・ワシントンが監督・主演している映画で、1930年代のテキサスにあって人種差別が激しい中、武器ではなく言論で闘い合おうという教師の下に集まった黒人学生が他校へたびたび他流試合に出かけ、良い成績を得ながら、最後は名門ハーバード大学の学生を論破するというものでした。
最後の場面では、「黒人がリンチを受けている場に出会い漸く逃げてきた自分たちの行動を分析しながら、法律よりも正義に基づく生き方が必要ではないか」、という内容であったと思います。 なかなか感動的であったし、最後は本人の能力に任せるという、遠くから見ているだけの教師(デンゼル・ワシントン)の姿が印象的でした。
パックス・アメリカーナを標榜する、この半世紀のアメリカという国の姿には相容れないものを感じますが、この映画に見られるようなディベートの中から互いに理解し合う、成長し合うという人々の姿には、底の深さがあるというのか共感するものがありました。
○The Great Debaters - Full Trailer (HD)
○The Great Debaters - Jurnee, Nate, Denzel "Cool to be Smart"
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