今日の黒姫は曇った一日で時折小雨が落ちていましたが、本降りにはなっていません。 ただ明日は一日中雨降りの予報で、しかも強く降る時間帯があるようです。 明日は鳥居川のニジマス解禁の日なのですが、雨降りの中での釣りにちょっと気後れしています。
今日、東京経産省前の脱原発テントひろばで行われているハンストに作家の瀬戸内寂聴さんや澤地久枝さんらが加わったと、これまでハンスト取材をしながらも報道していなかった大手マスコミも著名作家の登場に、やっとネットサイトでの報道を載せだしているようです。 (新聞でまともな報道をしているのは東京新聞だけ)
またゲンダイ・ネットには、「小沢無罪この国は豹変するか」という記事が掲載されています。 脱原発・原子力村・原発マネーと小沢一郎氏の政治資金問題は、TPP問題や増税などを含め、根っこは同じで、国民不在の悪徳ペンタゴンらによる権益闘争の具体的事象なのだと言いたいです。
さて、今日は、信濃町に生まれ育った方が著された、自分史というのでしょうか、あるいは半生記というのでしょうか、「シナリオのないドラマ」という著作を読みました。
内容は、太平洋戦争の敗戦前後から始まり、信濃町で生きてこられた著者の半生を記したもので、戦後の信濃町での生活や行政などが垣間見える内容となっていました。
著者は、父親を中国大陸での戦線で、また母親も戦後の混乱期30歳代という若さで亡くして、お祖母さんに育てられ、学校を出てからは色々な職業について家計を助けてこられたという、その実直な生き方に感銘するものでした。 一時、信濃町役場にも勤め、水道関係の仕事をされていたそうですが、その時の工事業者とのトラブルというか、一方的に言いがかりをつけられ、警察の取り調べに発展した由。
(ご自身の体験を元に、「留置場の二十二日間」という小説を出版されたそうです)
収賄などの嫌疑の事実がなく放免されたものの、勤務先の役場の名誉を汚したと一方的に追求され、昭和50年当時の町長から退職届提出を無理やり要求された由。 その後はタクシーやタンクローリーの運転手、赤帽運送など色々仕事を経てこられたとのことでありました。
波乱万丈につきる半生であったように思えますし、過去の恨み辛み、縁や感謝などをも含め、ご自分の思いを清算するために記されたようにも感じました。 また信濃町の戦後が垣間見える内容ともなっており、注釈付きですが、地元の話し言葉(方言?)がそこかしこに出てくるのも、ちょっと楽しいです。
窓辺の山桜の蕾がかなり膨らみだしています。 青葉も延びていることから、明日には開花するかもしれません。
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