現在使用中のオフトーク用ISDN回線でインターネットに接続するという、頂いた質問から解決することにする。
オフトーク専用モデムであるOTK-TA001をパソコンにUSB接続する方法であるが、
島牧村民の為のブロードバンド利用計画というサイトに実際に行った状況が書かれている。
��.このサイトの「
SPIC活動記録」というメニューを選ぶと内容一覧がでるが、「
オフトークTAのUSB接続について」を見ると、RS232C(シリアル)・USB変換機をTAに接続し、あとはUSB延長ケーブルでパソコンとつなげば良いようだ。
��.このサイトの内容一覧の中に、「
オフトークTAに関して(完全版)」というページがあるが、この中にウインドウズXP用のTA用ドライバの説明があり、ダウンロードも出来るようになっている。 同時に、TA用ファームウエアの更新の説明があるが、これは後回しでいいだろうし、逆に中途半端にするとTAが動かなくなるかもしれないから。
��.前項のドライバを事前に旧PCでダウンロードし、これから使うウインドウズXPパソコンにコピーし、デスクトップにでも置く。
��.TAに接続したUSBケーブルをパソコンに挿せば、このドライバのインストールを要求してくる(筈)。 要求して来ない場合は、手動でハードウェアの追加という作業をする必要がある。
��.最後は、ネットワーク(モデム)接続設定をする。 画面左下の「スタート」->「ネットワーク接続」->「新しい接続を作成」を選択し、契約プロバイダの接続番号、ユーザーID、パスワードなどを登録する。
場合によってATコマンドの設定が必要な場合があるが、更に複雑になり個体差もあるのでここでは割愛する。
さて、話を戻して、オフトーク機能のみを使っている家で新たに、ADSLを導入することを考えてみたい。
信濃町を含め、北信濃一帯は農協系のISPである
JANISがインターネットサービスを提供しているが、利用できる回線は、光とADSL、ケーブルで、ISDNは対象となっていない。 ADSLの場合、サイトの中でオフトークとの併用も可能とは書いてあるが、詳しい説明はない。
探してみると、接続形態を図式したサイトを見つけた。
古川オフトーク通信という地域サービスの会社で、その「どんな回線でもOK」というメニューに入ると、オフトークを利用した場合の図が載っている。 これを見ると、ADSLでも、ISDNでもオフトークとの併用が可能だと分かる。
ADSLの場合は、外からの回線をスプリッターで信号分配し、Phone(電話口)側から平行フィーダーでオフトーク装置へ接続、オフトークからさらに電話につなげば良い。 スプリッターのモデム側から電話線でADSLモデムに、そしてADSLモデムからパソコンへはLanケーブル(時によってリバースケーブル)で接続する。
ISDNの場合は、外からの回線が直接TAに入り、TAからオフトーク装置、電話機それぞれにつなぐ。 TAとパソコンとの接続は前段の説明のとおり、そのままではつながらないのでシリアル・USB変換機接続という事前の処置が必要ということになる。 ただ、オフトーク兼用の場合、ADSLモアなど、下りの回線速度が速いものはノイズの影響を受けやすく、8Mタイプ以下でないとダメなようだ。 また、地域でADSLが増えている中でISDN回線を引くと、地域全体の回線品質を落とすような影響があるようだし、実効速度も遅いのでやめた方がいいだろう。
一応(交換機)局から設置場所までの距離が10kmというのが目安で、それ以上であればISDNが良い。(長距離タイプのADSLもあるが) この距離は、局間の直線距離ではなく、電線というのはあちこちタライ回し状態であることを念頭に置く方が良い。
NTTの
フレッツADSL回線速度コーナーへ行き、実際に使う電話番号を入力するれば簡単にこの距離を知ることができる。 我が家の場合は、距離5.8Km 減衰率54dBとかなり悪い状態で、端末から実効速度を測ってみると、ISDNより少しいいかなという感じなのだ。