信濃デッサン館、無言館ともに、その設立主旨からしても、大事な美術館だと思うし、永く後世に伝える必要があると思う。 そういう意味でも、朗報と言えるであろう。 両館とも、入場者の芳志による支えが必要なので、窪島館長を是非応援してほしいと思う。 以前、伺った時に見られた、維持料を払わずに入口から帰るなどという姑息な来場者はあってほしくない。
信濃デッサン館「やめません」 来年秋めどに再建 2006年11月22日
「夭折(ようせつ)の画家」のデッサンを集めた個人美術館「信濃デッサン館」(長野県上田市)が、来年1月1日から休館することになった。経営難で閉館という方針は変更し、来年秋をめどに再出発することを、窪島誠一郎館長が明らかにした。
同館は79年に開館。村山槐多、野田英夫、関根正二ら戦前に活躍した画家のデッサンを展示する。徒歩10分ほどの場所には、同館の分館で戦没画学生の作品を集めた「無言館」もある。
デッサン館の入館者数は97年の無言館開館後、3万5000人から3分の1近くに減った。窪島さんは昨年5月に収蔵品の一部を売却し、数年のうちに閉館すると表明していた。だが、閉館の報道などを見た人々から「続けて欲しい」という100通を超える手紙や、寄付が相次いだという。
一方、無言館は昨年から始めた所蔵品による全国巡回展が好評で、懸案だった第2展示室を建設するめども付いた。来秋に完成予定で、同館が所蔵する97人の画学生すべての作品を展示できるようになるという。
窪島さんは「デッサン館の苦しい状態に変わりはないが、今や匿名の多くの人々による美術館になっていると思い知らされた。無言館の第2展示室をまず完成させ、その後はデッサン館の運営に専念したい」と話している。
��以上、アサヒ・コムより)
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