今春、ユネスコ世界遺産の一つであるサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道(カミーノ)を歩いて来たのだが、レオンというスペインの中では比較的大きな都市のカテドラルで、キリスト生誕を題材にした大理石を彫ったであろう壁画を見た。
馬小屋で誕生した場面を題材にした絵や彫刻は色々な場所で見るが、この教会の壁画はあまり見ることのないもののようです。
そういった内壇の入口の両脇にこの壁画はあった。 2つが一組となって左右それぞれにある。 まず左にある一組だが、左のが、マリア誕生の場面、そして、右のが、マリア受胎告知の場面である。
右(このエントリーでは下段)の2つは比較的どこの教会でも見られる構図だが、左(このエントリーでは上段)の2つはかなり珍しい(と思う)。
教会内の撮影は禁止されていたし、小型カメラではフラッシュの光が届かないので、撮影は難しかったのだが、たまたま地元の名士であろうか、結婚式が催され、正面の大きな扉が開いていて、参列者に混じって運よく撮れたものである。
さて、カテドラルだが、通常の教会には司祭もしくは神父と呼ばれる聖職者がいる。 この司祭の精神的指導者および組織上の上司というのが、司教と呼ばれる聖職者なのだが、この司教がいる教会をカテドラルと云う。 大聖堂という言い方もあるらしいが、建物が単に大きいというふうに誤解されるので、相応しくない。
レオンという町の位置はこちらを。 首都マドリッドは右下になる。
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