ひいき目にみてさへ寒きそぶり哉
13~14頁は「一茶流へたうま俳画入門」。
一茶の俳画は、「技術的には稚拙といっていいかもしれませんが、不思議な味わいがある。 好んで描いた自画像にしても、一茶らしい個性や滑稽味が感じられておもしろい」と、冒頭から評している。
と云うものの全くの門外漢なので、本文の内容をお読みいただこう。
15~16頁では、「徒歩にて6日信濃まで」と題して、一茶が江戸から柏原まで歩いた旅路を、矢羽勝幸さんが訪ねる。
一茶は1日10里歩き6日をかけて柏原に辿り着いているという。 昔の人の平均的な歩き方であろうが、40km歩くというのは大変な距離で、宿場間の距離によってはそれ以上の場合もあるだろう。 しかも、現代のような靴ではなく草履なのだ。
因みに、東京駅から黒姫駅で路線検索すると251kmとあり、ハイウェイナビゲータだと253~267kmとある。 もし自分が歩いたとしたら、1日30kmで最低でも8日はかかると思う。
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