今日の暦から : 腹八分目で箸を置く
先日、一晩でかなりまとまった雪が降ったが、それ以外は小雪続きで、しかも今日のように雪降りの間には日差しが出てくれるので、屋根や道に積もった雪はほどほどに消えている。 でも、明日以降の天気予報では雪ダルママークが続いているので、こればっかりは安心できない。
さて、
信濃町役場のサイトに
広報誌2月号が掲載された。 本号の中盤に、「
ホームページを使った新しい試み」という特集があり、広報を担当されているカワさん他、信越病院や社協、童話館やナウマンゾウ博物館のサイト作りや運営にかかわる方々のひととなりが掲載されている。
町のサイトでは、昨年から
ユーチューブを利用した観光ビデオなどを公開するなど、ネットワークを利用した試みに随分と注力されているが、その一つの姿が今回の特集であろうと思った。
スーパーマーケットなどで販売する農産物に生産者の顔写真を表示するなど、生産者の顔が消費者に見えるようは販売手法を取り入れている所は多いが、行政機関もこのようにもっと開かれたものになるべきであろう。 親近感が、行政にかかわる組織と住民との間の距離を縮め、住民参加の住民のための本来の施策にもなって行くと思える。
オープン化と昨年のような
"偽"のない施策が重要だ。
ただ、信濃町について云えば、ネットワークを利用するための十分な
インフラがないのが残念だ。 昔、農協が運営していた
有線放送(電話)は、10数年前に
オフトークというNTT回線を利用した町営の放送に変わった。 そして、2002年にはADSLが利用できるようになったが、ADSLはオフトークと相性が悪い上に、速度は遅く減衰率も高い。 昨年、
柏原、古間地区に光ケーブルが引かれるようになったが、その他の地域は過疎のためか敷設予定はないと聞く。 しかも、町営のオフトーク放送は間もなく廃止されるようだ。
また、テレビ放送のデジタル化が全国で進んでいるが、野尻や谷あいの多い地域では、2011年からのデジタルテレビ放送を受信することができないとのこと。 以前から思っていたことだが、オフトーク導入時に何故ケーブルテレビ回線を敷設しなかったかということである。 あの時、全戸にケーブルを引くのは多大な費用がかかったかもしれない。 素人なりの判断だが、ケーブルが引かれていれば、テレビのデジタル化も、ネットワーク利用も、町内の有線放送(しかも双方向で)も、すべてクリアされていたはずだ。 しかも、通信費用の各戸の負担も個別に導入するよりは少ないのではと思われる。
そうなっていれば、町民をつなぐ、顔の見える施策、声がけなど、有用な工夫が、もっと早い時期にできていたはずだ。 そういう意味では、「長」となった者の資質が問われることであり、「長」を選んだ町民にもその責があることにもなってしまう。
28日の厳寒の朝に撮った写真から、横位置で撮ったものを次に残した。