東京駅で乗った車両は人出の時間を過ぎていたのであろう、空いている席の方が多かった。 ただ気になったのはかなりの音量の車内放送。 最初は乗車間違いをする乗客が多いので注意を喚起するためかなと思ったら、発車してからも同様で車掌さんにボリュームを下げるように頼んだ。 数日前に都内の電車に乗った時、若者のヘッドフォーンから洩れるリズム音が尋常でなく、周りの人達は異様な顔をしていた。 注意して音量を下げてもらったが、「そんな音量ではあなたの耳にも悪いよ」と言うと、「もうすでに耳は壊れている」と返して来た。 難聴になるのはある程度歳を重ねてからであろうが、その時に後悔しても遅い。 日本人は音に対しあまりにも鈍感すぎると思う。 人間が作り出す音や音量は必要最低限で良いはずだ。 ランニングやサイクリングをしている人でもヘッドフォーンをかけている姿をよく見かけるが、もっと自然のうつろいを感じながらの方が精神的にもリフレッシュできるのではないかと思う。
さて、そんなことで仙台へ向かったのだが、現地での用件は数時間で終わって、再び新幹線に乗り東京へときびすを返した。 以前は古川市と云ったと思うが、現在の大崎市には大正デモクラシーの旗手吉野作造を記念した博物館があると知ったが、残念ながら訪ねる時間がなかった。 次の機会にしよう。
ところで、仙台で知られている土産といえば、萩の月、蒲鉾、ずんだ餅などが挙げられるが、今回はボイルしたホヤを買い求めた。 ホヤはあまり食をそそるような色・形をしていないが大層美味いと思う。 少し油臭い感じもあるが、酒の肴にはなかなかの一品。 そんな小さな楽しみを発見した今回の日帰行であった。


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