今日の信濃毎日新聞[信毎web]に、『第三セクター「飯綱リゾート開発」特別清算へ』という記事が掲載されている。 我が家からもナイター営業のライトが見える「いいづなリゾートスキー場」や「天狗の湯」などを経営している隣町の飯綱町の第三セクターなのである。 これまでも赤字経営に何度も清算の噂やニュースが聞こえていたが、ついに清算を決定したようだ。
いいづなリゾートスキー場は、息子が学生の頃ナイター設備があるからと、家内がマニュアルシフトのジムニーで随分と送り迎えをしたゲレンデであった。 しかし、最近は、スキー場も風呂も、夏の花火も縁遠くなってしまい、春先の花の季節に近くを通り過ごすのみであった。
さて、スキー場経営はどこも厳しく、既に斑尾高原スキー場は、シャノンという投資会社に身売りされ、我が信濃町にある黒姫高原スノーパークも、JTBやJRの出資から双日(株)の子会社へと、そして昨年兵庫県にあるマックアースという企業へ売り渡されてしまった。 どこも明日はわが身の経営を余儀なくされているのであろう。 一人二人スキーヤーが増えてもそんな厳しいゲレンデ営業ではスズメの涙であろうが、どうも今週末には優れた指導者のもと、年齢相応の安全なスキー滑りができる教室に参加することになりそうだ。
今日は、中野のオランチェへ野菜などの買出しに出かけた。 この時期はやはり青物は少なく、りんごやキノコ類が多く、栽培物のフキやタラの芽も並んでいた。 ボケなどの切花や雪割草も並んでいて、この時期に鮮やかな花に出会えるのは少し嬉しい。 週中のためか朝一番の場内の客は少なかったが、まとめ買いをする人の姿が見られた。 たぶんペンションなどで土産にしたり、産直だと通販する商品の一つに加えているのだろうと思う。
オランチェでの買物を終えて、中野のツルヤへ足を伸ばしたが、たまにオランチェより安くて良い野菜があって、悔しい思いをすることがある。 それにしてもこのように遠出をすると、良い食品などに出会えるので、当然町内での買物は少なくなってしまう。 その結果、町内には安くて良い商品が並ばなくなるわけだが、一消費者としても安くて良い物に目が向くのは仕方がない。
第三セクター「飯綱リゾート開発」特別清算へ
3月4日(水) しんまいWebより上水内郡飯綱町の遠山秀吉町長は3日開会した町議会定例会で、自身が会長を務め、スキー場などを経営する第三セクター「飯綱リゾート開発」(寺島英一社長)を特別清算し、新たに設立する民間会社に事業譲渡する方針を明らかにした。三セクの負債は計9億円を超える見通しで、町や出資企業などが債権を放棄する方向で調整する。
三セクは、町内のいいづなリゾートスキー場のほか、町の指定管理者として温泉施設「天狗(てんぐ)の館」、ゴルフ場、観光施設などを経営してきたが、スキー観光の低迷などで業績が悪化。昨年4月から町、三セク、公認会計士らでつくるプロジェクトチームを発足させ、立て直しを検討したものの、抜本的な経営改善は困難と判断した。
町や三セクによると、特別清算や新会社への事業移行の時期は未定。新会社に町は出資せず、飯綱東高原一帯のペンション経営者ら町内外から出資者を募る。温泉など施設の多くは町有で、町は新会社から賃貸料などの収入を得る考えだ。
遠山町長はこの日、定例会の開会あいさつで「新会社で高原の観光を再構築したい」と述べた。
三セクは1989年、旧牟礼村と県地域開発公団などが設立。現在は町が87%を出資している。2004年には累積赤字が資本金を上回る債務超過に陥り、町は、三セクから施設を買い取るなどの形で経営支援を続けていた。
また、06年には、融資した八十二銀行が4億3500万円余の貸付金返還を求め、三セクと町を提訴。同行の請求を全面的に認めた判決が確定している。
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