今日の黒姫は、朝方小雪がぱらついていたが間もなく止んで、薄曇りながら黒姫山も見えていた。 春を思わせるほどの日差しではなかったが、午後からついついと転寝をしてしまった。 大寒に入ってこれまでの大雪はどこへ行ったかという感じである。
さて、再び時事問題で恐縮だが、この所の民主党小沢幹事長の政治資金、そして足利事件の元受刑者菅谷さんの再審公判を日々知るにつけ、この国の司法制度はどうなっているのかと叫びたくなってしまった。 企業の税務申告で税務署から修正申告を求められたというニュースが流れると、利益を隠したのかとか脱税したのかと素人はつい思いがちだが、税法上や判例への解釈の違いから間違いを起こすことは多々あると思う。 税金の場合は税務署の指示にしたがい追加納税するか、処理が正しいと思えば裁判に訴えることもできる。
しかし、刑事問題となるとそうはいかない。小沢幹事長の政治資金については一般市民は当然理解できな分野であるが、政治家として生きて来た以上、あやふやな会計処理はしていないと考えるのが順当だと思う。 税務申告と同様に適法と思って処理して来たであろうものが検察の指摘で刑事上の犯意があったとされそうになっているのである。 しかし、これまで検察からと思われる情報リークで世論の流れを小沢幹事長は悪であるという方へ持って行こうとしている所を見ると、本当に法に反していたのかと疑問に思えて仕方ない。 自分自身全く理解できない分野ではあるが、ニュースやブログなどを押しなべて見ていると、これまでの検察の動きやマスメディアの垂れ流し報道にこそ疑問があると思わざるを得ない。 検察が追求する根っこには与党であった自民党勢力やその返り咲きを狙うアメリカの有象無象があるというのが大方の見識である。
加え、今日は、足利事件の菅家さんの再審公判の様子を伝えるニュースも流れていた。 当時の宇都宮地検検事森川大司への証人尋問の様子が記載されていたが、組織にいた人間、さらに訴追した張本人である以上、今の状況を肯定するような発言は当然出来ないと思うが、DNA鑑定という決定的な証拠があるにもかかわらず、あいまいな証言に終始したのはそれこそ保身でしかない。 既に国家公安委員長も栃木県警察本部長も菅家さんに謝罪しているのである。 当時、検察という組織の一員として訴追しなければという役目はあったであろうが、既にそれが間違いであることが判明しているわけで、この期に及んで自らの間違いを糾し菅家さんに謝るのが人間としての道だと思う。 それが出来ない森川という元検事と意識を同じくする人物は検察や警察に多いわけで、こういう検事や検察組織の存在がかつての免田事件や袴田事件は引き起こしているわけだ。
犯罪が多い世の中にあって、司法制度は必要欠くべからずものとは思うが、それを盲目的に肯定すると、冤罪事件を許すことになる。 加え、日本の裁判官はサラリーマン化し、組織に迎合し上を見た判決しか出さない。 事件の真実や訴追された人の人物を見ない。 司法制度に疑義を持つ司法修習生が判事補に任用されないこともたびたびである。 裁判所も組織につごうの悪い人物は採らないのである。 組織に迎合した裁判官が判決を下す、日本の裁判制度で9割以上有罪になると警察や検察は誇っているが、その実態はこのように実にお寒い状況にあると言える。
とにもかくにも新政権の下で、司法制度は大きく改革をすべきである。 現在の状況ではどんな事件があっても自分は警察や検察に協力したいと思わないし、裁判員制度についても正当に行われていると到底思えないので万一自分が指名されても拒否するつもりでいる。 この腐った司法制度に協力するより、まだ罰金を払った方がいい。
さて、晴耕雨読では、4月1日付(単に冒頭に掲載するため?)で、「クロスオーナーシップ禁止を法制化 やっぱり報じられない原口発言」という記事を掲載しているが、これを見るだけでも今の日本のマスコミ報道は信じるに足らないことが良く分かる。 ちょっと書きすぎだとは思うが、とにもかくにもマスコミや警察・検察を信じては駄目だということである。
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