昨日は全国的に荒れた天気になったようで、あちこちのニュースサイトでその様子を伝えていたが、毎日新聞や信濃毎日新聞のサイト記事の中で信濃町では最大瞬間風速が30.5mであったと記してあった。
そして、今日は長野県北部40cmの積雪になると記されていたが、信濃町では間断なく降ってはいたもののたいして積もらなかった。 それでも明日も雪マークになっていたので少しでもかいておこうと家の周りのわずかに積もった雪を片付けておいた。
さて、昨年、韓国巡礼に出た時に一時期であったが、屋久島に住む藤條虫丸さんという方がウォークに参加された。 虫丸さんが舞踏家であることは家内や仲間から聞いたが、どんな踊りを踊るのか全く知らず、初めて観たのは宿泊した寺院の境内で満月の夜であった。 初めての体験で感想をどういうふうに書けば良いのか惑っており、今でも評すべき言葉が見つからないでいる。
その虫丸さんが、とある食事の席で歌ってくれたのが、加川良の「教訓1」で、初めて聞くその歌詞の一字一句 -反戦そして平和を願う気持ち- に驚きを感じると同時に賞賛したい気持ちにかられた。 後日調べたら、もう40年も前に歌われた曲だとのことで、その頃の自分は新米サラリーマンで、身辺の雑事に追われていた時期であったので、たぶんテレビやラジオから曲が流れていても、自分の耳で聞いてはいなかったのであろう。
歌詞をたどると、かつての侵略戦争の時にも、また今の時代にも十分通じると思われる。 たとえば会社や国にいくら尽くしたとしても一兵卒は単なる駒や部品の一つに過ぎず、略奪や陵辱など理不尽な行為を強要されたり、異を唱えたり不要となれば捨てられるのがオチである。 今の時代に、滅私奉公しなければと思う人はいないであろうが、テレビや新聞報道を鵜呑みにし、寄らば大樹だと選挙の際熟考せずに投票すれば、結果は体制に迎合したことになる。 やはり、自分がどう生きるべきか、社会に対しどういうふうに向き合うか、そして自分と他人の命を大切に思うことが肝要だと、この曲は教えてくれているように思った。
次のは、(たぶん)最近の加川良さんが歌う「教訓1」
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