沖縄名護市長選で米軍普天間基地の辺野古移設反対を表明していた稲嶺氏が当選したが、日本における米軍基地問題に新しい方向を示すものとして歓迎したい。 戦前戦中時代は鬼畜米英と日本人は言いながら、戦争に負けてからは一貫して親米というかアメリカに隷属し、女子が米兵にレイプされたり犯罪を蒙っても基地経済のためにと黙視してきた。 そんな中で、日本政府はその米軍駐留費用に莫大な金をつかって来ている。 その成れの果てが、教育や医療等国民のための行政が行われずに、一億総中流だと国民をおだてあげておきながら、乏しい年金で暮らす老人、貧弱な介護行政等の存在を許す、すべてにおいて貧困を国民に強いて来たのであった。
「反戦な家づくり」の明月さんは「稲嶺氏当選に「首相の責任論も」と宣うアホ』という記事 http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-814.html を書かれているが、この市長選に対する産経の論評は酷すぎというか記者の思考経路を疑りたくなる。 読売、日経あたりも、さらに毎日や朝日も似たりよったりかもしれないが、現政権にことごとく叛旗を翻すようなスタンスで記事が書いていることが多い。 この動きは、現政権がクロスメディア禁止に向けた法案を策定中らしく、これが通ると新聞社とテレビ局が系列を組むことが出来なくなる。 多様な意見を引き出し真の民主主義を確立するためには、このメディア集中を排除すべきだが、当のテレビ局も新聞社もこれに大反対なのである。 そういったことも踏まえて新聞などの記事を読まないといけない。
かつて与党であった自民党と公明党。 ともに金と利権のための政党であることを認識すべきである。 確かに政治家小沢一郎氏が公明正大な人物であるかは分からない。 それでも今の民主党政権を推し進めるのが国民にとっては総じてプラスになると思う。 産経の記事などは、利権を貪る輩のあがきを表しているものであって、件の報道などは決して信じてはならない。 日本会議など利権右翼らの危機意識は相当なもので、産経の記事が如実に表しており、かかる報道や行動はこれからも激しさを増すであろう。 小沢氏聴取後の検察がどう決着をつけるのか、とにもかくにも政治経済の裏には黒くて狡猾な人物や組織が動いているものである。
さて、日本山妙法寺のお坊さんと有志方々が、その沖縄から東京までピースウォークを展開されている。 沖縄のウォークを報告されているブログコーナーには昨年韓国巡礼で一緒になった若者の姿が写っていた。 しかし、写っている参加者がわずかで、ブログ報告の内容も少なく、多くの人に知られていないのか、沖縄の人々は平和活動に関心がないのかと気になりだしていた。
と思っていたら、すでに一行は長崎に移動され、24日には盛大に出発式が行われたとのこと。 自分は、一昨年の2月に長崎の隠れキリシタンの里を訪ねているが、26聖人が京都から長崎まで歩いた道を一度は歩いてみたいと思うようになり、道が重なることもあって今回このウォークに参加できればと思っていた。 ただ、まだやることがあってすぐに出かけられる状況にはない。 長崎での出発式の参加数から見ると一人位増えてもそんなに意味がないかとも思える。 来月に入って自分の時間が空くようになり、その頃参加者が増えないようであったらこのウォークに参加したい。 あまり取り得のない自分には歩くことしかできないので。
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