(追記:11/5) 下記チラシをまとめてPDFファイルにしてみました。 少し容量は大きいですが、手元に落としてからゆっくりとお読み下さい。 このファイルです。(追記了)
福島原発の事故収束の姿が見えないまま、政府は原子力政策の根幹を見直すことなく、九州電力の玄海原発4号機を再稼働させてしまった。 これまで九電も佐賀県知事も住民に嘘をつき騙し続けてきたのに、その責が問われないまま、政府も電力会社も原発稼働という既成事実を作ることにやっきになっている。
福島原発事故の復旧対策は原発大国であるアメリカやフランスの企業が主要部分を対処しているらしい。 日本政府にも日本企業にも事故を復旧させ原発をきちんと管理する技術も力もないのに、野田首相は国連で「日本の原発の安全性を世界最高水準に高める」と述べ、ベトナムなどに原発技術を売って行くという。 また地震・原発への復旧が遅々として進まない中、前原外相は国民への是非を問う前に海外で消費税引き上げが必要だと曰ったそうだ。
闇雲に人を非難揶揄するのは嫌いだし、人倫にもとると思うが、野田にしても前原にしても、国(国民)を守らずして海外でオベッカを言うような、実に情けないというかバカな人物だと思う。 菅直人に続いて、政権担当能力などは皆無で、このままいけば総選挙で民主党は敗退するしかないと思われるのに、身内に対する危機意識というものも無いのであろう。
さて、先月、国の原発政策を批判し、福島原発事故の被害者である福島の女性達が経済産業省前で座り込を行いましたが、それを受けて現在、「原発なしで暮らしたい」という女たちの脱原発アピール行動が経済産業省前で行われており、昨日、家内が一日これに参加するべく出かけて来ました。
座り込んだ女性たちの中に、88歳の高齢の方が毎日来られていると、放射能をばらまき続けているまま、何の方針も見いだせず、原発再稼働を目指す政府を、世界に対し申し訳なく恥ずかしいと仰っていたそうです。 日本には昔から「恥の文化」というものがあった。 それが自制力にもなったのでしょうが、「謙遜、謙虚、思いやり、思慮、分別、・・・」といった日本人の美徳にもつながったのでしょう。 多くの政治家や企業家には爪の垢ほどの美徳も持ち合わせておらず、だから国を売りわたすようなTPPに邁進しようとしているわけで、それは彼らの利益、エゴのなせる技なのです。
安全で暮らしやすい日本を子供たちや孫たちに残したいという女性の願いは実に切実だと思います。 行き会った経産省の職員なのかは分かりませんが、彼らは見解の相違だと一言で片付けてしまうそうです。 でも、目に見えない放射性物質の蔓延で苦しむのは、我々成人ではなく、これから育つ子供です。 経産省の職員や警備をしている警察官にしても家族があり、子供を育てている人もいることでしょう。 原発問題は見解の相違として片付けるほど他人の問題ではなく、我々一人ひとりが生きていくという、生存という大事な問題なのです。
役所や企業など組織で働いていると、特別の思想があるとか、色に染まっていると思われるのを日本人は極端に嫌います。 そのためチラシを配布しても、若いサラリーマンやウーマンは貰わないそうです。 やがて自分の問題として降りかかるかもしれない苦難となるかもしれないことに、耳目を塞いでしまうのは実に残念なことです。
色々チラシをいただいてきたと、その一部をここに掲載しておきます。
◯「アンダー・コントロール」
「映画で見る原発解体マニュアル」と副題がついたドイツのドキュメンタリー映画で、原発解体には20年以上の年数がかかり、解体費や廃棄物処理費などは建設コストの2倍以上にもなるそうです。 この4月に見たフィンランドの処分場オンカロをテーマにした「100,000年後の安全」とともに必見の映画ですね。
◯「福島県民は告ぐ」 ? 底知れない怒と恨が感じられます。
◯11/5 : 脱原発デモ@渋谷・原宿
13時30分、宮下公園集合です。
◯11/5 : 輝け9条! 世界へ未来へフェスティバル2011
◯11/6 : 日比谷 ・ 反原発・反失業 怒りを力に!
◯11/11 : 野菜カフェ開店
◯11/23 : 時の詩人 アーサー・ビナードがバッサリ切る”ダムのひとつ覚え” ?ダムも原発も根っこは同じ?
◯11/23 : 高円寺 : 脱原発をめざす女たちの会
◯12/2 : 上映会「脱原発 いのちの闘争」
亀有地区センター、18時30分開場
◯12/4 : レイバーフェスタ2011
◯12/5 : 上映会&監督トーク「脱原発 いのちの闘争」
千歳烏山、18時45分?
◯12/16 : 市民連帯懇話会 「原発と被曝労働の実態」
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