アメリカ新大統領が就任して10日ほど経ち、些細なことだがホワイトハウス内では禁煙が当たり前だとか、喫煙の習慣があるというオバマが煙草を絶てているのか、これまでの大きな支持の間から小さな綻びが出始めている一つではないかと思えてならない。
さて、あの就任式に先立ち行われた祝賀コンサートでは、懐かしいフォーク歌手ピート・シガーの姿が見えていた。 ピートは自分の好きな音楽家の一人だが、たぶん日本人にとってはメジャーでなかったであろう、あまり知られていないと思う。
そういう自分もピートのことはよくは知らないし、持っているアルバムもこの写真のが1枚だけだが、語りかけるような歌い方に親近感を覚えていた。
ピート・シガーの人物像については日本のウイキペディアには情報がなく、英語版ウイキペディアにあった。 それを見れば分かることなのだが、何と奥さんはToshi-Aline Ohtaという名の日系人(二世)であった。 奥さん(続きのAmerikan Masters#1に横顔が出る)の両親は日本人で右翼から逃れるためアメリカへ亡命したと書いてある記事を見つけた。 ピート自身、戦前戦後共産主義運動の中にいたこともあったようで、そういう中で日系人を奥さんにされたようだ。
たぶん彼の「共産」というのは「共生」の意味ではなかったかと思う。 息子さんが言うように真の愛国者であったのかもしれない。 多民族国家の中で、その象徴としてオバマが選らんだのもその意図があるのだろう。 その辺りを深く掘り下げてみないと彼の半生を理解することはできないのではないかと思う。 ユーチューブから、彼の声が聞こえるようリンクを残そう。
Pete Seeger - The Water is Wide
このWater is Wideは、アイルランドのアルバムの中でも良く歌われている。たぶん19世紀頃、アメリカへの移民が華やかな頃、海(大西洋)を渡った人を思いながら歌っているものだと思う。
The water is wide,
I cannot cross over, And neither have I wings to fly,
Give me a boat that can carry two,
And both shall row - my love and I.
A ship there was, and she sails the sea,
She's loaded deep as deep can be,
But not so deep as the love I'm in,
And I know not how, I sink or swim.
I leaned my back up against some young oak,
Thinking he was a trusty tree,
But first he bended and then he broke,
And thus did my false love to me.
I put my hand into some soft bush,
Thinking the sweetest flower to find.
I pricked my finger to the bone,
And left the sweetest flower alone.
Oh, love is handsome, love is fine,
Gay as a jewel, when first it is new,
But love grows old, and waxes cold,
And fades away, like summer dew.
The seagulls wheel, they turn and dive,
The mountain stands beside the sea.
This world we know turns round and round,
And all for them - and you and me.
Pete Seeger - Guantanamera
AMERICAN MASTERS | Pete Seeger: The Power of Song | #1
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