昨年12月にソウルの北村(プチョン?)韓屋(ハノマウル)に泊まった時、その一帯で映画撮影がよく行われるらしく、「冬ソナ」はここで撮ったんだよと土産物屋のオジサンが声をからしていました。 「冬ソナ」にはじまるらしい日本にやって来た韓流ドラマにはもともと興味もなかったのですが、先々月あたりからでしょうか、Yahoo -> Gyao! で旧い映画が観られることを知り、その中に朝鮮王朝時代の作品がいくつか見つけたのでした。
現在は、チュモン(朱蒙)、大長今(テチャングム)、王と私 の3本ですが、観られる期間、更新日がそれぞれ異なっており、うっかりすると見過ごしてしまいます。 しかし、どれを見ても家族、兄弟、夫婦の間でも愛憎というのでしょうか、策略というのでしょうか、そこかしこに事件があって、これでもかこれでもかと主人公が追いつめられる場面が続いています。 そしてふつうは最後にハッピーエンドになるはずが、意外に登場人物のほとんどが死んでしまうというような暗い作品もあるようです。
朝鮮王朝物を見ていると、何気に北朝鮮のキム一家による王制もどきの政治体制に共通項を感じてしまいます。 北朝鮮の正式名称は朝鮮民主主義人民共和国ですが、金日成(キム・イルソン)から続いて金正日(キム・ジョンイル)そして次代は金正恩(キム・ジョンウン)になるらしいですが、今の時代にこうも容易に世襲制が敷かれていて、市民の意思による政治体制が無い国は世界広しといえども北朝鮮ぐらいでしょうね。 たぶん朝鮮王朝時代のドラマのように、現実には相当ドロドロした場面が交錯しているのでしょう。 北朝鮮内にも今の体制にあらがう人々はたくさんいるでしょうし、三代目の政権に嫌気をさして王制が崩れることも予想されます。 体制崩壊を期待する反面、2000万でしょうか、3000万でしょうか、大挙して北から難民が韓国に降りてくるのも大きな問題でしょう。
昨年、韓国を歩いた時に、(天皇家の先祖の地らしい?)伽耶の国近くで、朝鮮王朝時代から伝わっているという踊りを見ることができました。 お茶会の場で踊られるものらしいです。
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